2016年03月06日

Auro-3Dとは?

Auro-3Dなる、第3の新たなサラウンドフォーマットの名前を目にします。
なんでも海外ではソフト、ハード共に既に実働しているらしいですね。

そういう意味では、未だ実働していないに等しいDTS:Xに比べると、このAuro-3Dが先に来るべきだったのでは?・・・。

なんだか、最近のサラウンドフォーマットとその関連業界の動きはユーザーには全く読めません。
だから僕らは、何か記事が出ればそれで一喜一憂、右往左往・・。

一応、気になる人もいると思いますので、このAuro-3Dのスピーカー配置をうちの部屋でシミュレーションしてみました。
要するに、アトモスとの共用は可能なのかどうか?という疑問がありますから。
DTS:Xの事は考えないで良いでしょう。スピーカー配置にこだわらないと言っていますよね。
(言っていますよね。今のところは)

図中の赤い四角の薄型スピーカーがAuro-3D用のスピーカーです。
KEFのT101というスピーカーを、壁掛け設置を想定して書いたものです。
160306-2.jpg

基本は9.1chで、フロアの5.1chと前後のハイトスピーカー4本を仰角30°の高さに配置。
160306-1.jpg
前後のハイトスピーカーの高さが違いますが、これは考察したものではありません。テキトーです。
10.1chでは、トップスピーカーを1本追加。(位置が直上でないのは個人の考えです)
11.1chでは、さらにフロントのセンターハイトを1本追加。

こういう配置のスタイルであり、フロア、ハイト、トップの3層構造だということです。

これから見えるのは、従来のヤマハのシネマDSP用のスピーカー配置です。
アトモス用にフロントと、リアのハイトスピーカーを設置してある場合も同様です。

これならアトモスとAuro-3Dの共用は出来るでしょう。
ただし、アトモスの天井スピーカーとの共用は、わかりません。
多分、このままでも2層なので使えるのでしょう。

さて、このAuro-3Dが今後、国内で展開があるのかどうか?

こちらの記事には「今年が元年になるのでは」と書いてあります。
あるのですが、・・ここはAVアンプメーカーからのアナウンスを待ちましょうよ。

ここなんですよね。

こういう情報に振り回されるのはもう御免です。

そう言う僕自身も、その片棒を担いでいるのだと言われても仕方ないかも知れません。
だとすれば、申し訳ないことです。

冒頭書きましたように、この手の情報に関してはWEB上の記事を見ても良い事がありません。
フォーマットの供給元からの情報は、ユーザーからの距離が時系列で遠すぎます。

僕らが実際に製品を手にするメーカーからの情報、これを待ちましょう。



追記。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のブルーレイの収録音声がイマーシブオーディオでは無いらしい・・これにはがっかりしました。

上に書いた事も含めて業界が理解できず、思わず「この趣味なんぞ放り投げてしまえ」という衝動に駆られてしまいました。

あらゆる情報を断って、自身のこのブログも止めるか。

あるいは、それでも敢えて立ち向かうか?




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タグ:Auro-3D

 

2016年02月21日

理想のサラウンド配置とは。

天井スピーカーが加わった最新のサラウンドでは、従来以上にその配置に気を使う必要があると思っています。

前回の記事で載せた図に、天井スピーカーまでを含めた音場イメージの円を追加してみました。
160221-5.jpg

こうして見てみると、音場が後ろ寄りではないのか?という疑問をお持ちの方がいらっしゃっるかも知れません。

逆に言いますと、フロントスピーカーと視聴位置の空間が間延びしているわけですが、実際にはAVアンプ側でそれなりの最適化がなされているわけです。
しかし、補正値の数字を上げない工夫が必要なことも確かです。

一度、サラウンド配置の現状と理想のかたちを、明確に比較しておく必要があると思いました。

ドルビーアトモスの登場から1年を経たところでようやく、評論家諸氏による天井スピーカーの詳細な追い込みレポートを見る機会が増えました。

それによりますと・・
視聴位置の前後にシンメトリーな配置で、仰角はトップフロントが45°、トップリアは135°つまり45°の振り分け(ドルビーの推奨位置)が好ましいということです。

うちでは偶然似通った位置に収まっています。
しかし、視聴位置を基準にしているために「後ろ寄り」になってしまいます。

その「後ろ寄り」の原因・・これはスクリーンサイズによるものです。
僕がスクリーンを使い始めた当初は、4:3の100インチでした。よって視聴位置も長めであったという流れもありあり、サラウンドスピーカーが近くなるという部分については、壁掛けや天吊りで距離を稼ぐという考え方の時代があったためなのです。

これを最近になって(アトモス対応以降)フロントスピーカーの開き60°に修正したことで視聴位置は前に移動しましたが、依然として後ろ寄りなのは、まだスクリーンが大きいためです。

それと、サラウンドスピーカーの見た目の「相対的な近さ」も目立ちます。
つまりは前後の位置が近いということです。

これは視聴位置では変わりません。原因は部屋の大きさ、横方向の広さにあります。
図にしてみました。
160221-2.jpg

サラウンドスピーカーが本来あるべき位置(AVアンプがディレイを掛けて修正した仮想の位置)を書き入れたものです。
フロントスピーカーと等距離にあるべきサラウンドスピーカーは、部屋の横幅が広ければこういう位置にあるはずです。
そして視聴位置からの前後位置も遠くなります。
横から見たものがこれです。約39センチは後方に下がるわけです。
160221-1.jpg

では、これらを解決する天井スピーカー時代の理想のサラウンド配置とは?

僕の10畳の部屋でシミュレーションしてみました。
まずフロント60°サラウンド120°の角度は基本で、サラウンドスピーカーを部屋に収まるようにすると、必然的にこうなります。
160221-3.jpg

こじんまりとします。大きなスクリーンは難しくなって80インチ、あるいはTVの選択がが無難でしょうか。
図には40インチのTVを置いてみましたが、55から60インチまでは入ると思います。
当然ながら、天井スピーカーの収まりは良いです。

横から見た図です。
160221-4.jpg

フロントスピーカーから後方に置いた2台目のサブウーファーまで、音場イメージの中に収まっています。

これなら、センタースピーカーと後方のサブウーファーの位置を修正すると、真四角の8畳間にはほぼ、収まる配置だと思います。


大半の人はこの大きさの部屋に(8畳以上)100インチを基準にして検討をし、「入るから」「もったいない」「TVと大差なくなるから」というような理由で、大きめの110、120インチという選択をされるのだと思われます。特に最初の選択であれば、気持ちは解りますが。

画面が大きい(近い)と、画素が目立って嫌だなどと言っているのは、僕くらいなものです。(笑)
なので一般に受け入れられる考えでは無いのかもしれませんね。

しかし、このかたちを頭の隅に置いておいても良いかなと思いますが、どうでしょうか。


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2016年02月06日

前後のセンター定位。

天井スピーカーの登場によってサラウンドも3D表現となり、スピーカーの配置と調整は一段とシビアになったと思っています。

これをAVアンプのオートセットアップ機能に任せたままですと、やはりまだ無理があります。
聴感との差を、マニュアルで修正した場合の効果は歴然とあるのです。

デフォルトのままですと
平面的で立体感に欠けるサラウンドであり、5.1chとの差を感じ難い
SEが(効果音)すべきところに定位しないので、リアルな空間の感じが出ない。
・・という様なことになります。

今回はそのマニュアル調整で、まず最初に押さえるべき重要なことについて触れます。


ステレオ再生では当然な事ですが、「センター定位」というフレーズを見聞きします。

音量バランスの調整などで、スピーカー間の真ん中に音像を定位をさせるのが基本なわけです。

では、ホームシアターの場合ではどうでしょうか。
左右は当然として、「前後のセンター定位」という意識はありますでしょうか?

以前の記事で、この事が重要だと書いたつもりでしたが、もっと具体的に説明します。

ここを考えて行くと・・・
天井スピーカーとフロアスピーカー(5.1などの基本配置)との関係。

さらには、
画面の大きさと視聴位置の関係。

最後には、
理想のサラウンド配置とは?・・このあたりまで見えて来ます。


下の図は、うちのシアタールームを真ん中で割って、左の壁側を見たものです。

160206-1.jpg

赤と青の囲みの部分は、聴感で感じる前後のスピーカー間の音像の定位を示したものです。
赤は天井スピーカー間、青はフロントスピーカーとサラウンドスピーカー間のそれです。

SC-LX78のオートセットアップ、MCACC PROによって設定された状態のままですと、なぜかこういう感じになっていました。これは右側のスピーカーについても同様です。

まず、天井スピーカーの前後のセンター定位に問題はありませんでした。
一方で、フロントスピーカーとサラウンドスピーカー間のセンター定位については、偶然にもスピーカー間のほぼ中央にあり、「スピーカー間の真ん中に定位するようにバランスを調整する」のであれば、正しい様にも思われます。

しかし、サラウンド空間表現とSEのリアルな定位感、何より天井スピーカーとの関係性を考えると、これでは良くありません。

フロア設置のスピーカーの前後のバランス、すなわち前後のセンター定位も、天井スピーカーのそれと合致しなくてはいけません。

このようにです。

160206-2.jpg

天井スピーカーは視聴位置を中心に前後に等距離(同じ角度)な設置が基本です。
よって、前後のセンターは自身の真横と言う事になります。

しかし、実際には図でも分かるように、サラウンドスピーカーの位置が視聴位置に近いため、定位を真横にすると、当然サラウンド音場が後ろ寄りに(サラウンドスピーカーの音が大きくて)なってしまいます。

この実情を踏まえて、実際には「真横」では無く「眼前横」のような位置へ定位するようにマニュアルで調整しています。

この際の追い込みについては、SC-LX78の場合「Fine SP Distance」が使えます。
これと音量バランス調整を組合せるのです。
(参考の過去記事はこちら


しかし、そもそも視聴位置が後方過ぎないか?前後センターが部屋のセンターでは無いのか?
という疑念が出てきます。

このあたり、次回もサラウンドのスピーカー配置の話です。



今一番おいしい思いをしているのが、こちらのオーナーさんでしょうね。
しかし高い買い物ですよ。
実際にはほんの一握り・・の人の話でしょうけど。

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2016年01月24日

スピーカーケーブルのグレードアップ。 その2

Zonotoneの「6NSP-4400S Meister」の芯線剥きの作業を説明します。

151213-2.jpgまず、シースにカッターで切れ目を入れますが、これが簡単に抜けないのです。
何度も繰り返し折り曲げながら、引き抜く感じです。

シースの下にはシールド用のアルミ箔、4本の芯線と介在と呼ばれる糸が入っています。

151213-3.jpgさて、この芯線の被覆を剥くのがまた厄介です。
被覆にカッターで切れ目を入れて、引っ張ると抜ける・・ようなヤワなシロモノではありません。

まず被覆自体が硬いのです。むしろシェル言ってもいいような硬さです。

151213-4.jpg被覆の剥き方は、縦に切れ目を入れてからニッパーで割って剥がすようにします。
それほど被覆と芯線は固着されている感じです。

この際のカッターの刃をおおよそ10°以上立てないことです。(笑) 
10°とはイメージで、ほとんど水平に引くくらいのつもりで良いはずです。

そうしないと、芯線の外周にある「銀コート線」が切れてしまいます。
被覆を無理に剥いても同様です。

この銀線を切らないようにするのが、なかなかシビアな作業です。
僕は、これをセンタースピーカーとアンプセレクターの分、被覆剥きを都合40回(本)やりました。
その内、銀線を切ったのが3本ほどありました。

まあ、専門誌等には芯線を切ると音に影響があると書いてありますね。

しかし、実際にはどうでしょう。1本も切らないのは。
40×撚り線の本数のうち、銀線を3本ですから、その欠損率がこの割合で音質云々?・・これをどう受け取るか?ですね。

ここは2chピュアオーディオの方がハードル上がりますね。
元の本数が少ない訳ですから。・・芯線を切ってしまうと、その欠損率がシアターのそれと違って来ますからね。

151213-6.jpg今回6NSP-4400S Meisterは、センタースピーカーのQ600cをバイワイヤリングするために使用しました。

バナナプラグについては、とりあえずこだわらないのでAmazonのお手軽なのを使っています。

160123-2.jpgAVアンプ側は、センタースピーカー端子の+と−にそれぞれ2本づつ接続することになるわけですが、このバナナプラグでしたら、横と後ろの2方向から接続出来ます。

しかし、緩みが心配?確かに初期の緩みはありました。しかし、こういうタイプはいずれ緩みはあるので、増し締め必須ですが・・今後様子を見てみます。

160123-1.jpgそれとプラグ同士の連結が出来るのは今、気が付きました。

AVアンプのスピーカー端子は隣との余裕が無いので、横のケーブルとの接触が気になる、あるいは収まりを良くするなら、これも有りかもしれませんね。


さて、効果についてはこの前の記事で書いた通りですが、段階を追ってメインスピーカーも・・と思ってはみたものの、資金がその・・・。

そこで思い立ったのが、まずはシングルワイヤリングで刻んで行こうかと。

まさか6NSP-4400S Meisterをシングルで?
それを、後からもう1本追加?

それは2chピュアオーディオの人が考えて下さい。(笑)
シアターユースではいささか無謀です。なんせメインスピーカー2本用には、合計14m×2本必要ですから。(汗)

なのでですね、その下のグレードに「6NSP-2200S Meister」という2芯のケーブルがあります。
これをまずは、1本づつで行こうかと思っています。
このパターンの方が4400S1本よりも価格がお安いですし。
 
実行は懐具合の良い時にでも。


にしても、よくもまあ1mあたり3,300円のケーブルなんかを・・と思われるでしょうか?
もはやBライフではあり得ないと。

しかし、これは中身は4芯です。バイワイヤリング用には通常の2芯ケーブルを、2本必要な訳です。

これまで使って来た、ベルデンのスタジオ718Mk2が1m1,000円ですから、まあアップグレードです。
このくらいはあれです、僕ももう17年もやっていますので・・やってもいいかなと思います。と言うかさせて下さい。(笑)


次回は、あれです・・。
どうしてもこの呪縛から逃れられないというところで・・アトモスセッティングの追加記事でも書きましょうか。


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posted by shu at 10:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 6NSP-4400S Meister | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月17日

スピーカーケーブルのグレードアップ。 その1

新築などを機会に「ホームシアターのスピーカーケーブルは壁の中に配線したい」という気持ちは解ります。あるいは施工事例などから、そのようなイメージをお持ちではないでしょうか。

これがリビングルームや専用のシアタールームでしたら、設計段階から当然考慮すべき項目ではあります。
見た目をきれいに、スマートにしたいからですね。当然生活動線を妨げないためという理由もあります。

しかし、自分の自由に出来るパーソナルスペースならば、必ずしも壁内配線が必要かどうか?
しかも一過性の興味によるものでは無く、趣味として続けて行くという見通しがあるならばどうでしょう。

個人的な経験からお話しますと・・

フロントの3本に関して、あるいは床置きのサラウンドスピーカーも含めて、いずれスピーカーケーブルのグレードアップをした場合、壁内配線用のCD管を物理的に通らなくなります。
メーターあたりの価格が上がると、硬く、太いケーブルという選択肢も出て来るからです。

何より、ホームシアターのスピーカーケーブルは、2chピュアオーディオのそれとは比較にならない長さになります。
これを壁内に通すと、さらに余計な長さを必要とする訳で、当然コストも上がります。

よって先々の実情は、こうなることを考慮した方が良いかも知れません。

160117-1.jpg単純に最短距離で、そのままワイルドに床を這わします。

逆にこうなると「見せる」という意味合いもありますけど。

151213-1.jpgこの電源ケーブルか?とも見える太さのスピーカーケーブルは、センタースピーカーのQ600cをバイワイヤリングするために選んだ、Zonotoneの「6NSP-4400S Meister」です。

外径は10oあって、手にするとシースは硬く取り回し難いケーブルです。

その硬いという印象は内部にも及び、芯線を剥く作業でさらに実感することになります。
この締め付けが音質に関わるこだわりなのかも知れません。

先に、これに交換した効果のほどを書いておきます。

第一印象は正直、アレ?な感じでした。

まず、音量が低くなった感じ。
意外にも思われますが、機器であってもケーブル関係でも、音に関するグレードを上げて行くと案外、初めの印象はこういう感じなのです。
より純度が上がって行く感じと、印象としてのボリュウム感は相反するように感じます。

しかし、これまでフロント3本に使用してきたベルデンのスタジオ718Mk2と比べて、音の抜けが良くなった感じはすぐに分かりました。
個人的に馴染みのあるアコースティック・ギターの音を、ケーブルをつなぎ変えて比較してみたところ、鮮度と微細なニュアンスの違いが、よりリアルに感じました。

さて、実に厄介な芯線剥きの作業についてはこの次で書きます。


なんでゾノトーン?
見た目キレイですし。コスパも。案パイだと思います。



 

posted by shu at 20:42 | Comment(5) | TrackBack(0) | 6NSP-4400S Meister | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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