2012年02月05日

フロント側の拡張サラウンドchの特徴。

最近のAVアンプではフロント周りの拡張サラウンドチャンネルの採用が目に付くようになってきました。
ドルビープロロジックIIzのフロントハイトやオーディシーDSX、さらに最新のDTS Neo:Xでもフロントハイトに加えてフロントワイドが追加されています。

現在所有のAVR‐4311はドルビープロロジックIIzとオーディシーDSXに対応しています。
今回はこれらの聴感の特徴を書いてみます。
120205-1.jpg

画像のピンク色の線は従来の5.1chのサラウンド音場と、フロントハイトを追加した場合の音場イメージの境界線です。
線より下側が5.1ch時の音場イメージと思ってください。
左右の端が持ち上がっているのはサラウンド音場につながって行くイメージです。
これにフロントハイトスピーカーを追加すると、線の上側が全て埋まるイメージになります。


これを踏まえて、まずドルビープロロジックIIzから。

センターのボリュウムは強め。
意図的な音の加工は無し。
高さ表現はオーディシーDSXよりも明確。
横方向の広がりは少ないが、サラウンドスピーカーとのつながりは良好で、その間も十分音で埋まる。
9chアンプではサラウンドバックもONとなる。
(強制でON。サラウンドchと同じ音が出る模様。解除不可。)

元のソースのサラウンドchから抽出した成分をフロントハイトから出しているため、従来のプロロジックIIxと違ってシネマやミュージックといったモードは無いのです。
なのでどんなソースでも使える、汎用性の高い拡張サラウンドと思います。
2chの音楽ソースでも違和感少ないと思います。


オーディシーDSX

・フロントハイトのみ再生の場合・・
高さの表現よりも、奥行と広さが増す印象が強い。
奥行の表現のための意図的加工がある。(反射音)
セリフのソリッド感はやや後退する。
一方でセリフのリフトアップ効果があり。

・フロントワイドのみ再生の場合・・
横方向の拡張と共に印象的なのは、サラウンドchとのつながりと包囲感が増して新鮮な感覚。視聴位置の横まで回り込む感じ。
前方からサイドの移動、さらに後方への移動する音の表現はドルビーPLIIzよりも断然出ます。

・フロントハイトとワイドを同時再生の場合・・
それぞれを足して「2」になるかと言えばそうではなく、言わば双方がブレンドされるわけで、劇的な相乗効果は期待しすぎですが、フロントの音場空間は部屋の大きさを超えて相当に拡大する印象です。

ただ、ソースによってはセンターの響きが効きすぎの場合もあり、フロントハイトの有り無しを好みで使い分けるのが良いと思います。
ただし、フロントが充実する分、後方がどうも物足りないと感じます。
個人的にはフロントワイドとサラウンドバックを選択した9.1ch再生が好みです。

ちなみに各拡張サラウンドでどのような効果がかかるか、解りやすいのはニュースや紀行ものなどのナレーションの聞こえ方で判断出来ます。

・・これでサラウンドバックを同時に鳴らす、11.1chではどんな感じになるのか?
なんとか実践を急ぎたい衝動に駆られます。

次回はサラウンドバックスピーカーについても触れておきます。


AVR‐4311の他の9ch仕様のAVアンプは↓
ONKYO 9.1ch対応AVセンターTX-NA1009(B)

 

2012年01月29日

サラウンドスピーカー統一の恩恵とは。

昨年末に、念願だったフロントハイトスピーカーをKEFのHTS3001SEに換装し、全てのサラウンドチャンネルがKEFのユニQドライバーを使用するスピーカーに統一出来ました。

これでようやく9.1chを聴いた印象の、正しい感想を書けるようになったと思っています。
言わば本当の聴こえ方がするはずなのですから。

何でか?

僕は経験から、フロントハイトだけボーズの100Jである以上、本来のサラウンドの聴こえ方とはきっと違うはずだと、ずっと考えていたからです。
本当にサラウンドスピーカーのメーカー統一、さらにスピーカーユニットの統一はそんなに違うのか?そう思われるでしょう。

結果としてそれはもう、はっきりと違いました。

120129.jpg音色自体は設置位置でも変わってしまうものですから、メーカーが違えば論外に違って聴こえる場合も考えられますが、第一印象で判ったのはスピーカー(今回の場合はフロントハイト)が「主張しなくなる」ということなのです。

「主張しなくなる」と書くとマイナスイメージのようですが、他のスピーカーとのつながりが良くなって存在が溶け込むと言うことなのです。

具体的には、ドルビープロロジックIIz再生で顕著な違いが判りました。

以前の印象は過去記事で書いている通りでしたが、両サイドの高い位置から滝の様に降り注ぐ印象がありました。その記事内で「コーラスが上から降って来る」という表現の部分になります。


しかし今回の環境では、その「滝のような」が無くなって、フロントの壁一面に音場が均一に拡がるという印象になりました。

これはサラウンドバックにHTS2001.3を換装した時と同様に感じた、シームレスなつながり感と呼べるものです。
つまり「主張しなくなった」ゆえの恩恵でしょう。

そうです。サラウンドバックやフロントハイトスピーカーといった追加の拡張サラウンドchを他のスピーカーと統一する意味としては・・・
他の5chの基本スピーカーに溶け込ませて、シームレスで自然なサラウンド音場を作り出すために必要であると感じました。

次回はドルビープロロジックIIzとオーディシーDSX、それぞれのサラウンドフォーマット再生ごとに、どう変わったのか。その感想に触れます。


・・何がなんでもサラウンドスピーカーは統一すべきか??
そう言う僕自身13年目にして初めて揃えられた訳でして・・・ここは個人の事情を優先して考えて下さい。(笑)


ここに来て人気が・・↓
DENON AVR-4311 K デノン AVアンプ

 

2011年02月09日

フロントワイド+フロントハイトを試す。

前回までの記事では、手持ちのスピーカー(ヤマハNS10MMT)を使って、フロントワイドとフロントハイトを個々に試しました。

こうなるとやはり、フロントワイドとハイトの両方を設置した場合はどうかが気になります。
AVR-4311は内臓アンプを9ch化した事で、この両方のスピーカーを同時に鳴らす事が可能になっているからです。
この場合、サラウンドバックスピーカーを外部アンプを追加して同時に鳴らせば都合、11chという事になります。

つまり、AVR-4311はオーディシーDSXの再生時のみ、最大11.2chまで対応します。
一方、ドルビープロロジックIIzの方はサラウンドバックスピーカーを含めた、9.2chが上限です。
ちなみにドルビープロロジックIIzのサラウンドバックchは、サラウンドバックスピーカーが接続されていれば強制ONされます。そしてOFFは選択出来ない仕様となっています。

さて、それではフロントのもう一組のスピーカーをどうするか。

考えた末、かつてサラウンド用に使っていた、ボーズの100Jというスピーカーがありまして、これを一時的に持って来ることにしました。

110105.jpgそれが以前紹介したこの画像となります。
100Jはフロントワイドとしてみました。

100Jのクロスオーバー周波数は意外にも60Hzに設定されます。
対して10MMTでは200Hzでした。
よって100Jをフロントワイドに使用した方が低音の重心が下がります。
サブウーファーが高い音を出さなくて済むからです。

なのでサラウンドスピーカーの中に、極端に小さなスピーカーを混ぜて使うのは避けた方が無難だと言えます。

それでは、フロントワイド単独で聴いてみます。
少々気になるのは、スクリーン画面との一体感です。
本当はスクリーンの面と同一円周上に配置するのが理想に対して、現状はだいぶ前に(視聴位置寄り)出ていますから、一体感は後退する印象を受けます。

それと当然ですが、フロントの上方の音が寂しくなります。
フロントハイトスピーカーを鳴らすサラウンドに慣れると、無しでは物足りなくなるのです。

ではフロントハイトも鳴らしてみます。
今度は一体感の薄さが補われます。ハイトスピーカーは奥の方に位置していますから。

やはりオーディシーDSXの持ち味はフロントワイドとハイトを同時に鳴らした方が解りやすいと思います。なんと言っても物量が利きますので。

しかしここまでは仮の評価です。
なぜなら、サラウンドには同一メーカーはもとより、同じユニットを用いたスピーカーを使用するのがベストだからです。
音色や指向性を合わせて、自然なつながりを得るために必要です。

この辺りは今後の課題とし、現在は音質の良い方の100Jをフロントハイトに設置して、当分は妥協することにしています。

Q100が壁掛けや天吊りが出来ないとなれば、こちらが候補です。↓
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2011年02月02日

フロントハイトスピーカーの設置位置について。

ドルビープロロジックIIzやオーディシーDSXハイトを聴くためには、前方左右の高い位置に、スピーカーを取付ける必要があります。
フロントハイトまたはハイ、またはバーチカルハイトなどと呼ばれるのがそれです。

110202-2.jpgそこで仮にですが、使用していなかったNS-10MMTを天井隅に取り付けました。
設置場所は以前ヤマハのAVアンプを使用していた時の配線が使え、取り付け用ブラケットも再び前の穴を利用して取り付けることが出来ました。

この設置位置で便宜上、オーディシーDSXとドルビープロロジックIIzが共用になる訳ですが、オーディシーとドルビーが指定するハイトスピーカーの設置位置には、ちょっと違いがあるのです。

まず、ドルビーはフロントスピーカーの真上1m以上の位置を推奨とし、多少フロントスピーカーより外でも良いとしています。

対するオーディシーは視聴位置から左右にそれぞれ45°開いた位置で、高さは視聴位置から見て45°の高さを推奨するということです。

現状の位置はスピーカーのユニQドライバー中心から1.3mくらいなのでちょうど良いところでしょう。
しかし、これでもソースによっては高すぎると個人的に感じた事もありました。

オーディシーDSXのハイト再生時に、高さの表現が足りないのは現状が24°程度しか無いからでしょう。ちなみに45°の位置に設置するとしたら手前に1.6mほど移動しないと実現できないということになります。
しかし、このような位置に設置するのは少々チャレンジングな事ですが・・。
下図クリックで別窓開きます。
110202-1.jpg
推奨設定が必ずしも、実情に合わない事は多々有ることです。

とりあえずは現状でおさめる事とします。


ところで、僕がフロントハイト用にどうかと考えていたKEFのQ100ですが、これには壁掛け金具等の設定は無いそうです。なんでも重量が増えたからだとか。
先日、KEFジャパンの方から聞きました。残念。(もっとも当面何も買えませんが)

【表示価格より更に割引!価格はメールにて】KEF Q100新発売Qシリーズコンパクトスピーカー(2...

 

2011年01月23日

フロントにプラス2chを試す。

個人的に注目の、AudysseyDSXの「フロントワイド」と「ハイト」それとドルビープロロジックIIzをAVR-4311で試してみた感想です。

Audysseyは、従来のサラウンドバックを使用した7.1chよりもサラウンド感覚の向上に効果的だとして、フロントワイドの設置を勧めています。

本当にそうか、試してみましょう。

まず、それ用のスピーカーを用意したかったのですが、そうは問屋が卸さずに仮のスピーカーでテストすることに。

110115-3.jpgこれは最近は使用していなかったヤマハのNS-10MMTで、もう10年以上ものです。

これをホームセンターの端切れ材コーナーから調達して作った、これも仮のスピーカースタンドに乗せて、センターから左右それぞれ60°開いたところに設置するのですが、家具等のレイアウト上、実際には46°程度といったところです。

Audysseyが定める60°からは10°以上足りませんが、効果はわかるはずです。

この状態でAudysseyDSXの「ワイド」を選択して再生します。

この時サラウンドバックの有り無しが選択出来るので、「有り」とし、ドルビープロロジックIIxのシネマまたはミュージックを選択した9.1chとします。

そして音出し・・なるほど、水平方向に音場が広がります。

映画では画面に入ってくる音、たとえば車の走行音が画面の外から来る場合には有効で、車が画面に映る前の動きや位置の表現が追加されるといった印象です。

スピーカーが視聴位置に近づく事もあって、横方向を囲まれる印象はありますが、Audysseyが言うように、「サラウンドバック不要のサラウンド感」とまでは行かないというのが正直なところでした。
ここでサラウンドバックスピーカーをオフにするとやはり頭上から後方の広がりが寂しくなるのです。

では次にAudysseyが2番目に重要だというハイトスピーカーを繋げた場合はどうか?
これでドルビープロロジックIIzも使えるようになります。

まず、AudysseyDSXのハイトですが、高さ方向に加え広がり感も出ます。
反射音が意図的に加えられるようです。

次にドルビープロロジックIIzですが、ちょっと戸惑うくらいの印象でした。
前方が音でいっぱいになり、センターは強調されるようです。
高さ表現はAudysseyDSXハイトよりも断然ありますが、広がり感はありません。

蝉の鳴き声の入ったドラマの一場面では自然な高さ表現と包囲感は、断然ドルビープロロジックIIzの方が良かったです。

ただソースによっては、ハイトスピーカーの位置が高すぎると感じます。

音楽物では、ボーカルは普通にセンターに定位しますが、コーラスが上から降ってくるというという具合にです。

次回以降でもう少し詳細を。

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