この年末年始の休み中には、色々とAV機器のセッティングを試みる皆さんも多いことでしょう。
さて、サラウンドスピーカーと一括りで言いますが、サラウンドの左右とサラウンドバック、それにフロントハイトと、フロントワイド、各スピーカーのセッティングを見直してみようというのが今回からの記事の趣旨です。
何でフロントのメインとセンターが入っていないのか?
これらのスピーカーは大概、簡単に触れる環境に有る訳で、上に挙げたスピーカーよりは多少気を使っているはずだからと思うのです。
前回までの記事、「サラウンドスピーカーの配置補足」の内容も踏み台になっております。
さて、サラウンドの配置は出来た。しかし個々のサラウンドchがどんな鳴り方をしているのか、気になったことは無いでしょうか?
それと各スピーカーの上下の振り角について、気にしたことはあるでしょうか?
まずは、上に書いたそれぞれのサラウンドスピーカーを一対のステレオスピーカーとして聴くとどう聞こえるのか?
それを確認してみる必要があります。
方法は面倒ですが、サラウンド左右のスピーカーケーブルをメインスピーカーの端子に繋ぎ変えて、ステレオソースを再生することです。
ここはプリメインアンプがあると、繋ぎ変えが多少楽になりますが・・。
では一番影響が大きいと思われる、サラウンドの左右スピーカーから。
ウチではKEFのQシリーズの2世代前の製品で、iQ1と言うスピーカーをサラウンドchに使っています。

こちらが視聴位置から見た今までの状態。
振り角は、視聴位置の後ろ30センチ程度を狙っています。
金具の構造と壁掛けという都合から、下向き方向にはこれ以上物理的に下がらないのです。
普通、AVアンプの取説などではスピーカーは視聴位置に向けると書いてあるのですが、実直にそれを守って、視聴位置に正対させるのはまず困難です。
上下の振り角に関しては、結論から言うとスピーカー同士を正対させなければほぼOKだと思います。
なので無理してツイーターを視聴位置に向ける必要もないということです。
直接音が耳に直撃するのは、サラウンドchではあまり良くないようです。
おおよそ「頭上交差」で良いと思います。
こちらに関してはラッツさんがテストされていますから(前回記事にて紹介)同調させていただき割愛します。(笑)
サラウンドスピーカーの上下振り角は偶然良い感じでした。
ならば左右振り角はどうか?
実はこの振り角について僕は、ある思い込みに支配されていました。
随分前に専門雑誌において、「サラウンドスピーカーは後頭部を狙った方が良い」というような記事を見て、それを疑いもせずに実践していたのです。
しかし実際には違うようです。

思い切って視聴位置の前方30センチほどの位置で交差するような振り角にしてみました。
これが非常にイイようなのです。
それは何でか?どうイイのか?
2chソースを再生した時どう聞こえれば良いのか?
恐縮ですが、また来年。
・・・
ところで・・・。
『まだ言う事があるだろうに』と突っ込む方が何人いらっしゃるか、分かりませんが・・・。
・・そのツッコミは、これに対してでしょうか?

実は、メインch駆動用の外部パワーアンプ兼、CD再生用のプリメインアンプ、PMA-2000RE。
こちらをPM5004に代わって導入しております。
こちらのリポもまたいずれ。
『そうだよ!それだよ!』と思った方。
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