2020年07月26日

DLA-X770Rのキャリブレーション。

 ご無沙汰しました。もうすっかり季刊ブログという認識でよろしいかと思います。汗

この間に遅まきながら、DLA-X770Rのキャリブレーションを行いました。結論から言えば効果は歴然というものでした。

DLA-Xシリーズから現行Vシリーズは「オートキャリブレーション機能」を謳っていて、カタログにはランプが1000時間を超えて色あせた画面とキャリブレーション後の比較イメージを載せています。

200725-7.jpgうちのX770Rもランプが1600時間を超えまして、その必要性、効果の程が気になっていました。

(保護ラバー付きの工事現場チックな見た目は頭をぶつけるほど低いからです。)

そこで、どうしても必要なのが光学センサー。これは指定があり、Datacolor社の「Spyder5 Elite」または「Spyder5 Pro」そしてx-rite社製の i1 Pro2となっています。

価格的にも現実的にも一番手頃なのは「Spyder5 Pro」なんですが、これがどうやらカタログ落ちになってしまっています。

カタログ落ちってことは後継機は使えないのか?
・・ネットでは情報を探し出せず、JVCに問い合わせました。「旧機種しか使えません。ご理解ください」とのこと。・・え?

これ結構由々しき事態ではないですか。X590RやX990Rのオーナーさんも同じですよ。
現行Vシリーズだって購入時期の早い人は、センサーは旧機種のSpyder5 Proが指定の可能性がありますからね。

じゃあどうする。ヤフオクその他で・・しかないか。


・・と、ここまでが裏ブログに5月の時点で書いていたことです。

200725-4.jpgその後、ヤフオクにてほぼ2万円の出品を見つけ・・中古でも高いと思いつつも落札。

現物は新品同様、問題なしのお品でした。


 では以下にキャリブレーションの概要を書きます。

・専用ソフトの印象

細部の操作、設定について、細かい部分がマニュアルから読み取れず、一般ユーザーが全てを理解するには専門知識が必要、あるいは本来、販売者、インストーラー向けのレクチャーが前提であるものか。そういった印象のソフトです。

ネット上の情報の少なさを見てわかるように、実践者は極、限られているものと想像します。
まあ、元々70万、90万の商品ですから、球数自体が知れていますしね。

ただ僕のように画像関連の専門知識が乏しくとも、キャリブレーション自体は可能です。
ただ出てきた絵柄を「変わった!」と素直に喜ぶとします。

・準備

200725-2.jpg光学センサー「Spyder5 Pro」の設置位置は、視聴位置のすぐ前で高さは1.1mくらい。DLA-X770Rは後方の棚置きで上の方から投射しているため、手持ちの三脚に取付けただけではSpyder5 Proが投射範囲の中央付近に届かず、そのためスピーカースタンドの上に載せて高さを稼ぎました。

Spyder5 Proからの接続コード(USB)の長さは1.5mくらいなので、真下にノートパソコンを置かないと届かないのです。
DLA-X770RにLANケーブルをつなぎ、IPアドレスを取得。本体のメニュー画面に表示されたIPアドレスをキャリブレーションソフトに記入設定。

キャリブレーションを必要とするモードのまま30分経過後に測定を開始。

200725-5.jpgただしここが曲者で、例えば画質モードが「シネマ」の場合、カラープロファイル、ガンマ、色温度それぞれの項目に選択肢が複数あって、その組み合わせが多岐に渡ってしまいます。
全ての組み合わせをキャリブレーションしたら大変なことになりそうなのですが、共通する項目は転用されて設定されるのか・・そこがもう一つ分かりません。

なので使用頻度の高い設定を選んでキャリブレーションしました。ひとつの画質モードにつき所要時間は10分程度だったと思います。

200725-1.jpgWi-Fi接続のロースペックノートパソコンなのでキャリブレーション中にキャプチャを撮る余裕も無く、仮に撮ったとしても解説が出来ませんので、内容は先達の方々のレポートを参考にしてください。


・環境対応測定結果について

200725-3.jpg一応スクリーン周囲の迷光対策をしたうちの環境で、フレアレベルが0.26%となっています。
これがどうなのかは比較対象がないので分かりませんが、設定後でも見た目では、ほぼ変わらずといったところです。
実はこの測定後、何かの拍子に設定を2回反映したことになってしまい、推奨設定値が倍になってしまいました。

上書きではなく、加算されてしまうのです。
この推奨設定値はこのソフトの画面上では動かせません。数値を変えることもリセットも出来ません。どうしたものかと問い合わせました。

200725-6.jpgこの測定結果が反映されているのは、プロジェクター本体のメニュー画面「ガンマメニュー」の「色選択」「ピクチャートーン」「暗部補正」「明部補正」に当たる数値です。
この数値を変更、またはリセットすることでソフト側も連動します。

・まとめ

 このJVC独自のオートキャリブレーション。確かに効果はありますが、実際には使われているのでしょうか?

1600時間を経過した画質からの結果でしょう。キャリブレーション後は一見して色が濃い。鮮やか。新鮮。という感想となりました。
4Kの大河ドラマ「麒麟が来る」の特にロケシーンの映像には見入ってしまいます。


キャリブレーション以前に、確か交換ランプは5万円台。そうするとプロジェクター自体を買い替えるっていう豪気な人も・・
Twitterで聞いてみたけど反応はお一人だけでした。需要は思ったより低いのか。

Spyder5 Proの国内在庫は無く、輸入版なら手に入りそうだけど価格が安くて3万円から。うーん、これ、かつて2万円切っていたのになあ。
でも高価なプロジェクターを長く使いたいなら・・どうでしょうか。







こちらの光学センサーはDLA-Xシリーズには使えません。ご注意を。↓
《新品アクセサリー》Datacolor (データカラー) Spyder X Pro【KK9N0D18P】


 

posted by shu at 10:49 | Comment(2) | DLA-X770Rキャリブレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
shuさん

2017年12月購入のDLA-X590Rユーザーです。2018年12月にAmazonでDatacolor Spyder5PRO を購入し、2018年12月と2019年12月にキャリブレーションを行いました。私の環境では画質モードHDR、ガンマHDR(ST.2084)はキャリブレーション後のガンマがおかしいため、初期値に戻しました。

現在のランプ使用時間は2882時間です。6月に4kチューナー内蔵のDIGAに買い替えたため、ランプパワー「高」の使用比率が高くなりつつあります。

shuさんのブログは実践的で非常に参考になります。入力したホームページアドレスは旅行ブログです。ホームシアターブログまでは手が回らなくて。
Posted by kou uraki at 2020年08月06日 14:42
kou urakiさん はじめまして。

ブログを評価いただきまして恐縮です。

>ランプパワー「高」の使用比率が高くなりつつあります。

HDRモードですね。意外にファンノイズが大きくてちょっと気になる時がありますね。


ブログを拝見しました。旅行に関しましては当方、別次元に住んでおる者ですが、写真が素晴らしいですね。

ありがとございました。



Posted by shu at 2020年08月06日 21:40
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