2019年03月03日

サラウンドスピーカー配置更新2019.01 まとめ。

 トップミドルスピーカーの更新とAuro-3Dの13.1ch対応のまとめです。

190303-3.jpg

時期を同じくして、視聴位置を2.8mから2.7mに変えていました。
理由としては、サラウンドスピーカーを含めた後方のスピーカーからの距離を幾らかでも取って、スピーカーサークルの真ん中に近づくことです。
プロジェクターを変えて、以前よりスクリーンに近くても画素構造が見えなくなったので実行出来ました。慣れればもう少し(もう10cmほどは)前に行けるかも知れません。

これに伴って、フロントハイトスピーカーの位置も前に移動させ、仰角は34°となっています。
つまり、リアハイトスピーカーとの距離は、これまでで一番開いた開いた格好となります。
いずれのスピーカーもDolby AtmosとAuro-3Dの推奨範囲に入れてあります。

190210-2.jpg

現状で聴くサラウンドはどんな感じになっているのか?
以下、個々に書き出します。
(サブウーファーは2台使っていますが、仕様上の表記に合わせて0.1とします)


・Dolby Atmos Dolby Surround 

スピーカー構成は7.1.6chです。
仮設置だった軽量薄型のT101(ウーファー口径115)から、天井埋め込みのProfile AIM5 Three(ウーファー口径127)に入れ替えたわけですが、正直成功だったのか失敗なのか・・他のハイトスピーカーに比べると、音色の違いと量感不足。若干これは感じます。

これはAudyssey MultEQ Editorというアプリのキャプチャで、フロントハイトのHTS3001 SEとの違いはこんな感じです。
190303-1.jpg 190303-2.jpg

ところで天井6本というのはAVC-X8500Hの特権で、僕のような実践者に限るともっと少数派。通常は前後にハイトスピーカーで7.1.4あるいは5.1.4というのが現実的でしょう。

このトップ配置ではない、前後ハイト配置の場合だと頭上の音が薄くならないか?こういう疑念は以前から有るかと思います。
そこでトップミドルを「無し」に設定して確かめてみました。

結果は意外と大丈夫でした。頭上の音は不自然に薄くなったりしません。トップミドルスピーカーの有り無しは、聴き比べると違いが判りますが、前後のハイト設置でも不満のないレベルだ思いました。
これは、僕の今の環境ではということで、トップミドルスピーカーを格上げする余地を残しているから?とも言えます。

しかし天井4本配置はトップかハイトか?という問題・・ハイトを選択してネガティブに思わなくて良いと思います。設置は断然やりやすい訳ですから。

アップミックス、Dolby Surroundの印象
・全体にふわっとして音場は広め。
・上には高い。
・天井6本の恩恵か、視聴位置横の斜め上付近も拡張される感じがある。
・SEのシャープさが薄れる。
・水平に定位するはずのSEが、上に引っ張られる傾向がある。
・しかし汎用性は高い。


・DTS:X Neural:X  

スピーカー構成は7.1.4chです。
DTS系は11.1chまでしかサポートしないので、トップミドルスピーカーは鳴りません。

DTS:Xについては、言及するほどソフトを見ていないのでスルーします。UHD BDが普及したなら出会う機会もあるでしょうけど。

アップミックス、Neural:Xの印象
・音は視聴位置により近くで鳴る印象で密度が高い。
・2chの拡張としても違和感の無いダイレクトな音場感。
・頭上は高くはないが、雨音などの表現はリアル。

評論家、山本浩司さんの言葉だけお借りしますと、個人的にDolby Surroundが拡散型。Neural:Xは凝縮型だと思います。

「IMAX Enhanced」も基本配置はDTS:Xのものですから、新たなスピーカー配置の展開はありません。
以前、DTS 5.1音源で試した「IMAX DTS」の感想で書いたように、やはりその中身は低域の増量といったテイストの付加のようです。


・Auro-3D

スピーカー構成は13.1chです。
190303-4.jpgアップミックス機能も(Auro Matic Upmixer)持ち合わせますが、サラウンドモードの選択画面の表示はAuro-3Dのままです。

AVC-X8500HではDolby Atmos再生中でも他のサラウンドモードが直接選択出来ます。

190303-5.jpgAuro-3Dも、ほとんどソフトが無く、アップミックスを常用とするわけですが、2chよりも5.1chとのマッチングが好ましく感じます。

パラメーターにはムービー、標準、大、小、スピーチの選択肢があって、例えばセリフに響きが乗る感じが違うわけですが、これはヤマハのシネマDSPに似ています。

映画ソフトではストレートな5.1chまた7.1chの定位感、ソリッドなサラウンドに、高さ成分を加えるので、Dolby Surroundで感じたSEの定位感の曖昧さやキレが損なわれない。作品にもよりますが、そういう好印象があります。

当初はフロアの7.1chプラス、ハイト4本で十分でした。デノンさんも試聴会ではトップを追加してもほとんど変わらなかったような話をされていました。
しかし色気が出まして、まずトップサラウンドを(頭上の1本。T101)追加しました。

ところが、これがなぜかハイト4本の時のようには聴けず、頭上への広がりが物足りない・・。
それならばと、ハイトセンタースピーカーを追加して13.1chとしたところ、グッとらしさが出ました。(・・これは僕の環境での話と受け取ってください。)

・・と言うことは、

Auro-3Dはハイト4本のみで良くないか?
トップスピーカーを付けるならハイトセンターもセットでないとだめか?

という疑念も出ますね。

前者については、X6500HやX6400Hのユーザーさんは安心されて良いと思います。
後者については、他のハイトスピーカーと同等のスピーカーを使うならば、また結果が違うかも知れません。


・・そもそも、こんなにスピーカーが必要なのか?ですね。

サラウンドのスピーカーは、実音源が在るほど効果が出るのは間違いありません。
しかし、部屋の大きさ、レイアウト等、消去法で考えるのが妥当だと思います。

Auro-3Dなどまで含めると、そのスピーカー配置は非現実的だと揶揄されますが、僕自身は物理的、経済的に出来ないこと以外、これは実践あるのみです。


 参考に以前の配置図を貼っておきます。
181228-2.jpg

180811-1.jpg


 これで今年のシーズン1は終わりといったところです。
次は、何かトピックがあった時か、何か思いついた時に投稿します。



こういうソフトを大音量で視聴する時には確かに「Audyssey MultEQ」をOFFにしても良いのかも知れません。鮮度が違うようです。
※注 ただし、EQがOFFになることで各スピーカーの音量が違ってしまいます。あらためての音量合わせは必要です。



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この記事へのコメント
こんばんは、ご無沙汰しております。

Auro-3Dのハイトセンターが凄く気になっていたのですが、トップとセット
で考えた方が良さそうですか?
なかなか時間が取れず、天井SPの設置はまだなのですが、スピーカーが余っ
ているので、フロントも試してみようかと思っています。

Auro-3Dのデモディスクで旅客機とヘリが上空を飛んでいくチャプターが
ありますが、ハイト4chでもシッカリと音が頭上に移動する感じなんですよね。
トップスピーカーの追加で更によくなるものと期待しているのですが、微妙
なんでしょうかね?

そういえば、クリムゾンリバーの音割れの件、メーカーから回答が来まして
どうやらAuro-3Dのバグらしいです。
本国に報告し、ファームアップでの対応となるようですが、時間を下さいと
言われてしまいました。(汗)
Posted by ラッツ at 2019年03月04日 20:16
ラッツさん、しばらくでした。

すみません。コメントの通知メールが、なぜだか今日の15時に着きまして、お返事今になりました。

さて、Auro-3Dのトップサラウンドの件については説明不足でした。

まず最初の印象は、トップサラウンドからは意外に音が出ていないな。ということで、小さい音でした。

もう一つだと感じた要因を考えてみますと、
スピーカー自体の距離が近いので、ハイト4本のファントムとは聴こえ方が違うのかも知れません。
もっともトップサラウンドのスピーカー自体がハイト4本とは違います。

ハイトセンターを追加した方が良くなったのは確かなんですが、この辺りは、やってみて頂かないと何とも言えません・・。

音割れの件が、Auro-3Dのバグ!・・そうでしたか。まさかでしたね。

Posted by shu at 2019年03月05日 18:52
こんばんは。

頂いたコメントを読んでいたら、トップサラウンドの効果が気になってしまい
照明のステーを利用して仮設で試聴してみました。

設置する前にトップサラウンドがどんな感じで再生されるのか、手元にスピーカー
を置いて聴いてみたのですが、確かにおっしゃる通りで音があまり鳴ってない感じ
ですね。
もっと派手に鳴るもんだと想像していたので、ちょっと拍子抜けしてしまいまし
たが、実際にスピーカーを天吊りした状態ではかなり好印象でした。
以下、私が感じた印象です。

ハイト+トップサラウンドにしますと、上方の空間が一気に開けたような感じに
なり、センター付近の奥行感が増し、音場(特に正面)がより立体的になる感じ
がしました。
アトモスの場合もそうですが、フロア+4chハイトでは高さ方向の空間は広がる
ものの、スクリーン正面の空間はさほど変化はせず、割と平坦なままです。
これがトップサラウンドを追加すると、スクリーン正面の空間が急に立体的になり
閉塞的な頭上空間が一気に開放されるような印象を受けました。
特にセンタースピーカーの音にキレが付加されたような感じになり、セリフの
粒立ちが凄く良くなったように聴こえました。

ミッションインポッシブル・フォールアウトでの試聴では4chハイトのアトモス
再生よりも、Auro-3Dの5chの方が圧倒的に空間のスケールが広く、音も立体的で
開放的でした。
逆にこの状態に慣れて4chハイトアトモス再生に戻すと、閉塞感のある空間になり
音も平坦に聴こえてしまうようになります。
Posted by ラッツ at 2019年03月07日 22:23
書き忘れてしまいましたが、トップサラウンドの設置位置はリスニングポイント
よりも60cmくらい手前でメーカー推奨位置からは大分ズレています。
ウチの場合、サラウンドスピーカーがほぼ真横ですので、たまたま好印象だった
のかもしれません。(汗)
Posted by ラッツ at 2019年03月07日 22:41
ラッツさん、こんばんは。

トップサラウンド追加、良い感じでなによりです。実音源はやはり「なし」より「あり」で正解ですね。

アトモス再生よりも好印象に感じられましたか。確かに違和感がないですしAuro-3Dでもありなんですよね。「ボヘミアン・ラプソディ」もそうでした。

位置は手前60cmですか。それも悪くないように思います。真上よりも前くらいで良いというのはあるかも知れません。

うちではハイトセンター追加の方が効いたようなのですが、ラッツさんの環境でハイトセンターを追加したらどうなるか、いずれ試してまた教えてください。
Posted by shu at 2019年03月07日 23:44
初めまして。ウチはヤマハRX-A2080でフロント/リヤハイト設置の5.1.4chです。
これで現状BDソフトのアトモス/DTS:Xの立体音響に満足しておりますが、やはり.4chは
フロント/リヤトップもしくはフロントハイト/リヤトップがベストなのでしょうか?
ただ視聴ソフトはアトモスばかりではなくドルビーTR/HDやDTS/HDの7.1ch、またライブBDのLPCM2ch収録作品を9chモードで聴くことも多いので視聴コンテンツによってはトップ配置にして不自然に聴こえるのではないか・・の懸念もあります。下記の記事を目にして少し安心をしておりますが、全てのコンテンツで不自然さがなければリヤだけでもトップ配置にしようかと思っています。

>そこでトップミドルを「無し」に設定して確かめてみました。

結果は意外と大丈夫でした。頭上の音は不自然に薄くなったりしません。トップミドルスピーカーの有り無しは、聴き比べると違いが判りますが、前後のハイト設置でも不満のないレベルだ思いました。
これは、僕の今の環境ではということで、トップミドルスピーカーを格上げする余地を残しているから?とも言えます。

しかし天井4本配置はトップかハイトか?という問題・・ハイトを選択してネガティブに思わなくて良いと思います。設置は断然やりやすい訳ですから。

Posted by あゆっち at 2019年03月12日 18:13
あゆっちさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

>やはり.4chはフロント/リヤトップもしくはフロントハイト/リヤトップがベストなのでしょうか?

フロントハイト/リアトップとは、うちの配置を指しているということですね?(笑)
これは視聴位置との関係で、リアのトップは天井4本の時の位置のまま、便宜上のリアハイトとしてあるということで、わざわざそうしたものではありません。

しかしこの状態ですと、フロントハイトの仰角は34°に対してリアトップは47°であり、前後の仰角が均等ではありません。
実は昨日このことが気になって、アトモスのデモディスクのテストトーンをあらためて聴きいてみました。
やはり、リアハイト(トップ)の音は、後頭部のすぐ上から降って来ます。やや後ろが詰まった感じがありますし、横から前の方にも少し回り込む感じがありまして、フロントハイトのその聴こえ方とは趣きが異なっています。

そこで、近々リアハイトを35°近辺まで下げて、試聴してみようと思っていたところです。

ときに、あゆっちさんのリアハイトは角度的にどういう感じですか?視聴位置の後ろは広いのでしょうか?
リアトップを試そうとお考えならば空間に余裕がありそうですかね。
それであっても、わざわざリアハイトをトップに移動することもないかなと思います。

ちなみに、フロントトップ/リアトップの場合ですと、頭上は濃くなりますけれども、空間の広さはやや狭いように感じます。
Auro-3Dが出てきた事もあって、評論家さんも含めて前後の「ハイト」設置の広い空間の優位さを評価する人もいますね。

シネマDSPを使われるならフロントハイト/リアハイトのままで良いのではないでしょうか。



Posted by shu at 2019年03月12日 21:35
ご丁寧にご返信いただきありがとうございます。
こちらに写真が載せられれば一番わかりやすいのですが、フロント/リヤともヤマハ推奨(?)のハイト(壁掛け)になります。フロントハイトはフロントSPのほぼ真上(地べたから1.9mくらい)でリヤもそっくり後方の壁の同じ位置に設置しています。視聴位置は部屋の中心よりやや後ろなので前壁からの距離が取れている分フロントハイトは正面やや下向きに、リヤハイトは後ろ壁まで1.5m位しかないため視聴位置に振っています。アトモスだけの視聴なら視聴位置に振らないのですが、ライブのBDを9chモードで聴く時にリヤだけ振ったほうがアリーナの包囲感が出る・・と感じているためです。アトモスは確かに頭上からの音ばかりでなく基本は立体音響だと思っていますので今のF/Rハイト(前後壁掛け)のほうが部屋の空間を縦方向に使うことが出来て縦横無尽に飛び交う効果音の対してはコチラの方がベストなのかな・・と思っている次第です。勿論F/Rトップ(天井設置)にすれば物理的にソコにSPがあるわけなので頭上からのリアルな音を感じるのは想像が付くのですが、部屋を縦や斜めにつきるような立体感は薄くなってしまうのではないか・・と思いベテランの方のご意見がお聞きしたくご質問させていただきました。でもshuさんのご意見をお聞きできたのでこのままの設置で楽しみたいと思います。貴重な御意見ありがとうございました!
Posted by あゆっち at 2019年03月12日 23:47
あゆっちさん

設置環境は良くわかりました。なるほど、後ろの壁まではうちとそう変わりませんね。
それならば今のヤマハ推奨配置で問題ありません。と言うかベストでしょう。
ヤマハのサラウンドを楽しんでください。

Posted by shu at 2019年03月13日 00:19
shuさん連投失礼いたします。
ちょっと音量の事でご意見をお聞かせいただけないでしょうか。
ウチのアンプA2080のYAPO(自動調整)で測定するとフロント/センターが0dB前後、サラウンドが6dB前後、プレゼンスが8dB前後ってなります。このまま映画を視聴するとさすがにフロント/センターの音圧が低く感じるため5dB位に上げています。これでテストトーンで聴いた時に全てのSPが大体同じような音量になり、映画も自分的に満足できる迫力になってますが、音量設定ってなんかセオリーみたいなのがあるんでしょうか?素人なものですみません・・。ちなみにボリュームは大体58(MAX97)で日中聴いてます(結構大音量です)
SPの大きさはフロント13cm×2、センター、サラウンド共に10cm、フロント/リヤハイトが8cmのウーファー口径になります。
Posted by あゆっち at 2019年03月13日 20:01
あゆっちさん

音量レベルの調整は、最後はご自身の好みと聴感で。となりますが・・

視聴時にフロント側の音圧不足を感じるのは、例えばルームイコライザーの類をONにすると、リア側の音量を意図的に上げる設定になって(デノンがそうですが)そのせいという事があります。

YAPOの音量設定はデフォルトではおそらく、全てのスピーカーで揃っているかと思います。最新のAVアンプなので問題ないかと。

試しに、マニュアルでテストトーンを出しながらスマホアプリの騒音計で一度測ってみませんか。

これで各スピーカーの音量に差がなければ、最初に書いたことに戻りますね。好みで調整です。



Posted by shu at 2019年03月13日 23:15
ご返信ありがとうございます。イコライザーはOFFにしています。
騒音計で測ってみますね!
Posted by あゆっち at 2019年03月14日 15:36
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