2017年02月18日

トップフロントスピーカーの位置再考。 その1

 天井(トップ)スピーカーを2本、トップミドルスピーカーとして設置する場合、試聴位置のやや前側が良いとAVアンプの取説に記載しているメーカーがあります。

僕も経験から、2本設置の場合の角度はほぼ70°で良しと判断して実際に取付けていました。

なぜ視聴位置の真上でなく、やや前なのか?

真上では音が後方、つまり後頭部に廻ってしまうためです。音を真上に自然に定位させるには、トップミドルスピーカーはやや前側に設置するのが良かったのです。(参考過去記事

 対して、天井スピーカーを4本設置の場合には、視聴位置の前後に均等配置するというのが基本の形とされています。
また、その角度については前後45°が望ましいという評論家さんのレポートも見かけたことがあります。

しかし、トップミドルスピーカーについては、やや前側設置としていたものを、4本設置では単に前後均等振り別けで良いのかという疑問が無きにしもあらずなのでした。

 では、拙宅の設置環境で、実際の音はどうだったのか?
実は以下の点で不満、または消化しきれていないと感じる事がありました。

・頭上に定位するはずの音が、やや後ろ寄りに感じる。

・ドルビーのデモディスクに入っている「ヘリコプターデモ」の聴こえ方の違和感。

「ヘリコプターデモ」とは、ヘリが左旋回する様子を天井スピーカーで再現するデモ音源です。

僕が感じた違和感の具体的イメージはこうです。
赤い線が、ヘリが旋回する軌跡の聴こえ方ですが、旋回飛行にしては不自然なのです。
170219-3.jpg


これだとヘリは「旋回」と言うよりも、左右にほぼ行ったり来たりするだけのように聴こえるのです。
点線で書いた前後方向の移動感が曖昧ですし、前後の軌跡が視聴位置(頭上)に近すぎです。

これでは天井の音場が狭く、前後の移動感に乏しいことになっていないか?

 これを改善するにはどうすれば良いか・・

トップフロントスピーカーを、実験的に前に仮設してテストすることにしました。

170219-5.jpg(仮設スピーカーはこれで300mm前)


次回に続きます。


・・なのですが、先に結論を書いておきます。
結論を引っ張るテレビの情報番組のようでは、イライラしますよね。

せっかくトップスピーカーを取付けるなら、視聴位置前後に45°配置はマスト。
これ以上狭くなる配置は、おすすめしません。(せめてトップフロントだけは厳守)




 


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この記事へのコメント
いつもお世話になっております。

ドルビーのデモディスクに入っている「ヘリコプターデモ」の聴こえ方 とありますが、このデモディスクとは、どんなものでしょうか。 

DOLBY ATMOS の Demo disk でしょうか? 同じディスクを入手したいと思いますので、どうかよろしくお願いします。



Posted by n'Guin at 2017年05月17日 17:08
n'Guinさん こんばんは。

はい。その通りDOLBY ATMOSのデモディスク、2015年版です。

こちらの記事の下の方に画像があります。
http://dfly1.seesaa.net/article/435751495.html

この他にも別のバージョン(2016以降?)があるようですが、他の中身までは知りません。

さて、こちらはご存知と思いますが非売品でして、ショップにもほとんど出回っていないはずな、なんとも厄介な代物です。

なぜ僕が持っているのか?ですが、以下のどちらかの入手方法だったということだけお教えします。

・国内外のオークションで入手。

・どうやら一部のショップでは、AVアンプのおまけに付けてくれるらしい。

Posted by shu at 2017年05月17日 20:46
shu さん、早速のご返事ありがとうございます。 また、参考ページも示していただき、感謝です。

さっそく、おなじものを eBay で手配しました。 国内のオークションの半値以下でした。

このディスクの使用目的はふたつあります。

ひとつは、自宅の 11.2 Ch 環境で、うまく行っていることの確認です。 YAMAHA CX-A5100 を使用して、TOP Front ではなく、Front Height を利用しているからです。 リアは、天井につけてあるので。

もうひとつは、別コメントにつけた、単身赴任先での、5.1.2環境でのチェックです。
あり合わせのスピーカーをサラウンドに使用して、サラウンドに使用していたスピーカーを Front Height にして、工夫してつけました。 小さくて軽いスピーカーならではです。

DEVON AVR-X4200W
Front: Rogers Studio 7
Center: Monitor Audio Radius 180
Surround: Tangent EVO4
Front Height: Monitor Audio Radius 45

ほんの少ししか、まだ使っていませんが、Front Height があることの御利益は大変大きく、4K TV 全体から音が出ているような感触にかわりました。 これも、このページで、Front Height / Wide の必要性を教えてもらったおかげです。 感謝してます。

今後の記事も楽しみにしています。



Posted by n'Guin at 2017年05月18日 15:06
n'Guinさん

いえいえ、お役に立てて良かったです。

そもそも、このようなチェックディスクの類いが今だ商品として存在しないのが、なんだかなあと思うのです。
まあ、それを必要とする実践者も極少数のマニアだけというのが実情なのでしょうけど。

デモディスクを聴いてみた感想など、またお聞かせください。

Posted by shu at 2017年05月18日 21:34
shu さん、こんばんは。

デモディスクが届くのは、来月になると思いますが、自分なりのリファレンスで、単身赴任先で聞いてみました。 私のリファレンスは、富田勲の“Planets”です。 この SACD は、Front L & Front R で定位する音像だけではなく、Front L & Rear R とか、Front L and Rear L のように、Center をのぞく Front L&R, Rea L&R の4本のうち任意の2本を利用したステレオイメージのように聞こえると私は思っています。 もちろん、私の誤解の可能性もありますが。

shu さんが「AVR-X7200WAセットアップ。 その2」でおっしゃっていた、後方チャンネルのレベルが高い点ですが、おっしゃるとおりだと思います。 ところが、単身赴任先のように、5.1.2 Ch だと、後方チャンネルのレベルが高い設定がプラスに働くようです。
試しに、7.1 Ch にしてみると、確かにうるさいです。

もしかすると、AVR-X7200WA のようなハイエンド機種であれば、11.2.4 Ch を組むようなインストーラーやマニアが自分で修正することを意図して、5.1.2 Ch のような簡易的なシステムを自分で組む人を対象に自動セットアップの設定をしているのかもしれないと、思っております。

取り急ぎ、ご報告まで。
Posted by n'Guin at 2017年05月22日 22:19
n'Guinさん こんばんは。

そういうソフトも良いですね。使えそうです。

やはり後ろの音量が高いですか。
なら以前からそういう傾向で間違い無さそうですね。

これはこれで、おかしくはないですよね。サラウンドとしては、わかりやすくて。
わざとそうする人もいますから。


ただし、この設定、以前までは・・と言えなくもないことになってます。

セットアップマイクの高さの関係か?・・

まあ、参考程度に。

http://dfly2.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E8%A8%98/%E4%BD%95%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%8B
Posted by shu at 2017年05月22日 22:32
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