2016年11月13日

DTS:X初期4タイトルのインプレ。

この秋、新型AVアンプの購入や、待ちに待ったというアップデートなどで晴れてDTS:Xの再生環境を手にした人も多いと思います。

ちなみにDolby Atmosはスピーカー配置を例えば、7.1.4で表しますが、DTS:Xではそのスピーカー配置を特定しないということで、7.1.4配置を11.1と表すようです。

161114-6.jpg 161020-4.jpg

Dolby Atmosに対抗してそのアナウンスだけを、どんだけ先行させたのかっていうDTS:X。
その肝心の対応ソフトが何本あるのか、意外にはっきり知らない人もまた多そうです。

なぜそうなったかと推測すると・・

・そもそも張本人のDTSが宣伝をしないこと。

・メディアが打つ、パッケージソフトのリリースニュースはUHDブルーレイだけを前面に出すかたちに移ってしまい、当該ユーザー以外はスルーまたは見落としている。

・ハードの普及自体にメーカー間の格差が付き過ぎて、その存在感が薄れた。(考えないことにした)

・一部のユーザーがその期待値をおとしめたこと。(僕自身か。笑)

・一番の問題はそもそもの弾数が少な過ぎること。

・・では、そのソフトの弾数は僕が知る限り5本。
そのうちの1本はUHDブルーレイの「インデペンデンス・デイ」
残りのブルーレイ4本を視聴しましたので、簡単な感想を書いておきます。

視聴はクリムゾン・ピークは2回。他は1回のみ、またはそれぞれシーンに限り2回といった程度。ほぼ初見の印象と思ってください。
オブジェクトの有り無しについては、後日観ると印象が変わる場合があるので、僕があてにならない、またはそれくらい微妙なのだと思ってください。

「クリムゾン・ピーク」
160602-1.jpg国内初のDTS:X作品の本作。
空間、空気感の表現には寄与している。
AVアンプの設定で7.2ch(天井スピーカー無しのDTS:X)を試したが、高さ表現は「天井スピーカー有り」には及ばなかった。

SEはスピーカーを離れることは無く、サラウンドサークルの外縁で鳴る。
よって空間定位するオブジェクトは無いという印象。

「ズーランダーNo.2」
161114-1.jpg冒頭から元気のいい低音を聴かせる。これでDTS:Xの低音もDolby Atmosに引けを取らないことが解った。

天井スピーカーは積極的に使うが、空間定位のオブジェクトは認められないか、印象に残るそれらしいシーンは無かった。(教会突入のシーンがそれらしかったが、違うと思う)

「マネーショート 華麗なる大逆転」
161114-2.jpgこの4作品の中では、イマーシブ云々で無さそうな作品だが、天井スピーカーの活用率は高い。

実は空間定位するオブジェクト、これが冒頭、クリスチャン・ベールが演じる人物の生い立ちのバックに流れている音で認識出来る。派手では無いけれども他の作品との違いは感じる。

「スノーホワイト-氷の王国-」
161114-3.jpgサウンド・デザインのイメージとしては好適な作品では?と期待したが、意外にも音の移動が少なかった。

高さ表現で天井スピーカーがたまに機能するが、「らしさ」の点では魔力で氷の壁を作るシーン以外、あまり感じられない。

ただ、フロントスピーカーからの直接音を感じないという、前からの音が面で鳴っているという印象を受けた。


以上4タイトルを観る限りでは、Dolby Atmosに対してどこがどう違うとかはありません。
天井スピーカー無しでも再生可能を謳うDTS:Xですが、4本を設置済みのうちの環境ではその天井スピーカーにもAtmos同様に音が振られています。
ただし、DTSは特定のスピーカー配置の規定が無いので、それぞれの配置ごと(家庭ごと)それなりの鳴り方になるということなのでしょうか。

この2年間通してオブジェクト・ベースサラウンドに触れて来ました。
Dolby AtmosにしてもDTS:Xにしても、多くのソフトは天井スピーカー仕様にリミックスしたチャンネルベースの11.1chの様ではないか。・・鳴り方を聴く分にはそう思います。


次回・・もう1記事書いて「シーズンHD」の括りで記事を終了、それで今年は最後になるかも知れません。


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posted by shu at 14:11 | Comment(5) | TrackBack(0) | DTS:X | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
専用部屋でしたら、ハイミロンを横壁・天井に張りまくれば、PJを買い換えなくても
画質が1〜2ランク上がりますよ。
Posted by ふえやっこだい at 2016年11月14日 14:52
ふえやっこだいさん、ぶっ込んできますねえ。(笑)

確かにスクリーン周りは壁が反射で明るくなっていますから、黒い壁で吸収すると画の締りが違うでしょうね。
スクリーン横と上の壁と天井あたり、ちょっと考えてみます。

Posted by shu at 2016年11月14日 20:16
第一段階
スクリーン同一平面の外周の黒化はスクリーンからの反射光はありませんから迷光対策には
あまり効果はないですが、画が締まって見えます。

第二段階
天井と横壁は迷光が減少しますが、PJが上から投射しているので天井の迷光が大きいです。
迷光が減ると、コントラストが上がりますが、映像自体がまぶしく見えます。横壁・天井の
迷光対策はスクリーンから50cmでもかなりの効果が上がります。

第三段階
さらに1m以上やれば迷光対策は完全になるだけでなく、目前に白壁がなく真っ暗で洞窟状態に
なるので没入感が飛躍的に上がります。この没入感は大画面の近接視聴より効果があります。

お持ちのHC7000は、黒が沈むPJとして非常に評価が高かった製品ですから、迷光対策の効果が
通常よりも高いと思います。

また以上をハイミロンでやれば、現状で4KPJを購入するより感動効果が高いと思います。
第三段階までハイミロンでやると数万円かかりますが、4KPJを買うより格段に安いです。

横壁はハイミロンカーテンが使えますが、天井は紙ハイミロンをテープか画鋲で貼り付ければ
良いです。紙ハイミロンを横壁に貼る人もいるようです。
Posted by ふえやっこだい at 2016年11月14日 23:53
訂正

第二段階
天井と横壁は迷光が減少しますが、
      ↓
第二段階
天井と横壁の黒化は迷光が減少しますが、

Posted by ふえやっこだい at 2016年11月14日 23:56
レクチャーをいただき、ありがとうございます。

今後の課題として参考にいたします。
Posted by shu at 2016年11月15日 22:35
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