2016年10月16日

EH-TW8300?の導入シミュレーション。

『買うんだ!』って思われるのは早計ですよ。(笑)



もう何年もプロジェクターに関して触れていないので、シミュレーション記事だけでも書いておこうというわけです。

初めてのプロジェクター導入を考えた時に、EH-TW8300Wに決めた前提で検討するのは以下の事ですね。

1.スクリーンのサイズ
2.設置位置
3.設置方法
4.ワイヤレスが必要かどうか?

順に見てみます。

1.スクリーンのサイズ

多くの人の心情としては、スクリーンのサイズを部屋の大きさから選択すると思います。
『何畳だから120インチまで入る』ってやつです。
ショップでもまず、大きい方を勧めるでしょうね。(少しでも単価が大きい方が儲かる?)

でも僕の最近の考え方は、スクリーンのサイズを部屋の大きさでは決めません。

その根拠としては、前に書いた記事を見ていただくのが良いのですが、賛同される人が3パーセントくらいいらっしゃるかどうかでしょうね(笑)
特に初心者さんには無理もないことで、大は小を兼ねる。せっかくなら大きい方で。あとで後悔するかもと考えたくないとか・・。

2.設置位置

スクリーンの大きさとプロジェクターのズーム、レンズシフトの性能で、設置位置はおおよそ決まります。

それは視聴位置の前か、後ろか、横かの3択でしょう。
プロジェクターで注意すべきは、小さく映す方が難しいことですが、EH-TW8300のズーム機能には余裕があるので問題になり難いでしょう。

3.設置方法

天吊りか、高い位置の棚置き、または床か、低い台などに置くという選択になります。
生活動線の問題や、視聴位置にプロジェクター本体がかぶらないことは当然として、投射光軸が視聴者自身でケラれない(自分の頭などの影が映らない)位置を考慮して決めます。

工事の難易度を考えると、後方の壁際に置いた高い位置の棚に置くというのが無難です。
部屋の真ん中の床置きや、低い台の上の場合、電源ケーブル等の配線が邪魔になるという問題があります。

天吊りは、金具取付けの関係で本体が逆さまになりますが、EH-TW8300には投射打ち込み角がありませんので(上下オフセットがゼロ)高い棚に置く場合は普通にそのまま置いて、画面位置の上下合せは広範囲仕様のレンズシフトで賄えるはずです。

161016-4.jpgこれは現在所有の三菱LVP-HC7000。2009年ものですから、古いは古いですけどね。
アングル棚に吊った形にしてあります。

EH-TW8300はこれより大きくて重量も4kg増しの11kgありますから、上に書いたように無理して逆さ吊りする必要がないのは助かります。


4.映像伝送のためのワイヤレストランスミッターが必要かどうか?

記事タイトルの、EH-TW8300の後に?がついているのはこの意味です。
つまり、EH-TW8300WかTW8300か?
Wが付いている方が、なんだかネームバリューがある?

常設で動かさない条件で、設置位置が決まっている場合には迷う必要がないと思います。
EH-TW8300Wは相当大きなプロジェクターです。観る時に出して来るという使い方は非現実的でしょう。

そもそも、「ワイヤレストランスミッターの通信可能な範囲」というものがあります。
カタログを元に、うちの部屋の図面にその範囲を書き入れてみました。

まずは、高い位置の棚置きを想定したの場合の通信範囲を赤色で囲ってあります。
161016-1.jpg

こちらは天吊り同様に上下を反転させた場合の通信範囲を緑色で囲いました。
161016-2.jpg

そして平面図。
Aの棚置き時の通信範囲は部屋の前方のみ。
Bの天吊りだとほぼ視聴位置の後ろ辺りからカバー。
(60°と45°の関係は天吊りだと反転するはずと思います。)
161016-3.jpg

これらを見ますと、トランスミッターを置く位置は、ほぼプロジェクターと対面側(スクリーン側)となります。
つまり前側にラックを置いている部屋ではベストなわけですね。
こういう環境ではHDMIケーブルが相当の長尺になってしまいますから、ワイヤレス伝送は大いに有用でしょう。
この場合、AVアンプとトランスミッター間には、最短のHDMIケーブルを使いたいところです。

一方で、AVアンプが視聴位置の後方にある、うちと同じような環境ではトランスミッターが通信範囲に収まる位置までHDMIケーブルを伸ばす必要があります。

ただうちの場合は、プロジェクターまで5メートルのHDMIケーブルが届きます。
敢えてワイヤレス仕様を選択する必要もないということです。


以下参考です。コストを見比べました。

ワイヤレストランスミッター有り無しの差は3万円くらい・・
対応のHDMIケーブルはVer 2.0で、18Gbps伝送が可能な仕様という条件で、例をワイヤーワールドの「Ultraviolet 7」とすると、1mの価格は、29,800円。

よって、ワイヤレス仕様EH-TW8300Wの映像接続コストは、トランスミッター込で約6万円。

ただし、EH-TW8300Wに付属のHDMIケーブル2mを使うと、約3万円。


一方、接続をHDMIケーブル直結とした場合、

「Ultraviolet 7」の5mの価格は、53,000円。
トランスミッター無しならマイナス3万円。

よって、ワイヤレス無しのEH-TW8300なら、映像接続コストは23,000円。


さて、いつ買う?

そんな急ぐ必要もありませんよ。
ソフトはお高いし、プレーヤーさえ出揃ってませんから。

それに個人的に、この辺りでリミッターが掛かっています。
普通に生活しなきゃあいけませんから、もうちょっとウェイトですね。

映像も良いですが、追求すべき優先度を音に置いているのはご存知の通りです。


EH-TW8300 EPSON[エプソン] 4K対応 液晶プロジェクター

 

posted by shu at 11:14 | Comment(8) | TrackBack(0) | 液晶プロジェクター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
shuさん更新有難うございます、最近はお忙しいようで更新間隔がかなり長くなっていますね。
4Kについてお聞かせください、私は未だ見た事がないのですが過去仙台の「のだや」の店員さんから4Kと2Kの違いはスクリーンサイズが120inch以上で無いと良くわからないとの意見から我が家は100inchが限界で、現状安物のスクリーンを使っている事から「あー4Kは私には無用、4KはプロジェクタではなくTVで見るものだ。」と勝手に決め込んでいますが、果たして映像の鮮やかさ、繊細さはプロジェクターでも十分その差異が判るものなのでしょうか?
スクリーン、プレイヤー、プロジェクター、そもそものソフトを考えると更新、或いは新規に構築のときならいざ知らず新たにと考えると二の足を踏んでしまいます。
Posted by Cafe TOm at 2016年10月17日 09:45
100インチで2Kと4Kで差があるのかと言えば、差はわかります。うちはTW8300と同じ事実上
3K程度と言われる疑似4Kの700Rですが、e-shiftのオンオフが出来るので、オフにすれば
映像は甘くなります。あえてオフにすることはありません。

では、必要かと言えば別の話です。映画の内容に気持ちが入っていけば解像度はそれほど気に
ならなくなります。テレビで荒いSD映像を見る事がありますが、面白ければ気になりません。

人によって違うと思いますが、私の場合、解像度よりも黒が気になります。以前、HC3800を
使っていましたが解像度は気になりませんでしたが、暗い場面が階調のない灰色のぬりかべに
なるのが我慢出来ませんでした。手で影絵が出来ました。

あと色の違いも結構気になります。個人的にはJVCの7シリーズの出す感情が乗る肌色がとても
気に入っています。映画は感情表現に溢れていますから。フジの一眼カメラを買う人もそれが
大きいようですね。

絵の鮮やかさは、高精細よりも明暗比の大きいコントラストや、色域の広さの方が影響が大きいです。
それ故、4Kの高精細よりもHDRが主流になりつつあります。
Posted by ふえやっこだい at 2016年10月17日 16:30
Cafe Tomさん、こんばんは。

更新間隔が長いのは、太陽活動(黒点が少ない時と多い時)のようなものだとご理解ください。(笑)
それとヤル気が無いのはDTSのせいだと言っておきます。

やはり、「ショップでは120インチを売りたいのでは?」ってのは冗談としまして・・

さて、4K対応のプロジェクターを実は見ていません。
TVの方は量販店でちらっと観ましたが、「こんなもの?」という印象でした。

僕としてはTW8300の価値を、4KとかHDRの部分だけで期待していません。
現行BDやWOWOWの映像に対してのパフォーマンス向上に対して期待をします。
そう考えると、プロジェクターでも2Kと4Kの差は機器自体の性能差でわかるはずではないでしょうか。

この話は、アノ方に振ってみるかなーと思っていましたら、そのご本人から書き込んでいただきました。

ふえやっこだいさん、こんばんは。

やはり100インチでもわかりますよね。
フォローありがとうございます。
Posted by shu at 2016年10月17日 19:37
>TVの方は量販店でちらっと観ましたが、「こんなもの?」という印象でした。

液晶テレビの画質は、デジカメで言うパンフォーカスのような雰囲気の映像が多く、
左脳的な情報量が多く綺麗なんですが、奥行き感が不足しているものが多いです。

また、RGB三色を発光して色を作っていて微妙に階調が不自然です。よって人工的に
作られたような映像に見え、右脳を刺激する部分が薄いです。

それに対しプロジェクターは、解像度は甘めですが手前と奥の違いが感じやすく
立体感が感じられる映像が多く、特にJVCのMPCはあえて遠いものをボケさせて映して
います。

また、RGBの三色を混ぜ合わせた色を1画素で発光しているので、非常に自然で
滑らかで階調多い映像になります。

音楽で言えば、テレビは解像度中心の寒色系で、プロジェクターは艶のある暖色系です。
単純比較でどちらが優れているかというのは無意味な論争になります。

ただ、風景やスポーツやドラマは寒色系のテレビが合い、消灯し映画っぽい雰囲気は
暖色系のプロジェクターに軍配があがります。

うちのKUROのシネマモードは、解像度が落ち赤色っぽく奥行きのあるプロジェクターに
近い映像になりますが、消灯して見る気にはなりません。

一部でリアプロテレビが最強と言われていたのも、以上の理由です。

Posted by ふえやっこだい at 2016年10月17日 21:13
やはりTVとプロジェクター・・求めるものが違いますね。
Posted by shu at 2016年10月17日 21:44
ふえやっこだいさん、有難うございます、やはり差異は出るものなんですね。
そう言えば人間の目と言うのは全体をぼんやり眺める時と集中して一点を見つめる事により広い範囲と詳細な部分の情報を組み合わせて得ると聞きましたが集中すると差異に気が付くのかもしれませんね。
私は来年夏過ぎは年金暮らしになるので将来設計を含めてshuさんと同様今は待ちの時期と考えます。
現在のプロジェクタ寿命の更新時がその時期かと考えていますが私の目の寿命等を考えるとそちらが先に更新とはならないようにしたいものです。

shuさん、太陽の黒点周期ですか、確か14年周期だったでしょうか。
shuさん家の配置図は私の家のそれと非常に似通っているので大変参考になります。
私もレイアウト変更でプロジェクタの真下にAV-AMPが配置されているので無線は不要と考えています。
現在のプレイヤーは1万円の頂き物です、プレイヤーによる映像の差異を厳格に見極めるほどの力は有りませんが、メカ動作のスピードとやはりトレー開閉部分の寿命を考えると一番最初の更新はこちらになりそうです。
給与を貰えている内にそちらの積み立て計画を考えたいと思っています。

仕事の関係でフォログラムを使った立体映像を投影する機器を生産しています。
車載用で未だ赤と緑の2色ですが、L-COSの価格が下がらずフルカラーは断念する事になりました。
3Dもメガネによる立体視ではなくフォログラムを使った3Dになるのには10年位掛かるのでしょうね。
レーザーによる投影機を沢山並べて昼間でも見える500インチを超える大型投影機も生産しましたがこちらもヒット商品にはならず直ぐに消えてしまいました。
DTS:Xがその様にならない事を願うばかりです。

本日はDTS:X対応のアップデートの日です楽しみではありますが不安でもあります。
Posted by Cafe Tom at 2016年10月18日 10:42
将来はスクリーンではなく、3次元のホログラフィ−の映像を部屋中に映し出すだろうと
思います。自分のそばを音じゃなくて映像が抜けて行ったり主人公が話しかけてくるかも
しれません。ホラーは怖すぎてちょっと無理ですね。
Posted by ふえやっこだい at 2016年10月18日 19:59
Cafe Tomさん、先進的なお仕事をされていらしゃるのですね。

ようやくSC-LX59のアップデートですね。昨年買った人からすれば、1年待ちですからまだ良い方だったでしょうか。

しかし、これで「DTS:X」が手に入ったと思わずに、「Neural:X」が手に入ったと思われた方がまだ、救われますよ。
Posted by shu at 2016年10月18日 23:30
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