2015年01月11日

トップミドルスピーカーの位置を特定しました。

ドルビーアトモス用のトップミドルスピーカーの位置は、視聴位置の真上ではなく、やや前方に設置する方が良いと言われています。(パイオニアのSC-LX78、88共通の取説にもそれを「お勧めします」と書かれています)

ではその根拠は何か。
誰か説明してくれませんか?状態ですね。

仕方が無いので、ここは実践あるのみ。
最適であろうと思われるトップミドルスピーカーの位置を特定しましたので、報告しておきます。
150111トップミドルSP位置.jpg

以下、仰角別に書きます。
それぞれの角度の数値がシビアに見えますが、CAD図面上で数値化したものですから、おおよそな数値と捉えて下さい。
いずれも何センチ移動したら、そういう角度でしたということです。


・仰角65度

設置当初は、この位置でした。
視聴位置からは61センチ前方になります。

この位置はドルビーが規定する範囲で、一番前寄りの位置となります。
ここはほぼ部屋の真ん中辺りに近く、自分のサラウンドイメージと感で決めた位置です。

この位置での感想は、昨年書きました3本のパッケージソフトの視聴記事の通りです。

正直、直上からの音の定位感が物足りませんでした。
一方で、サラウンドスピーカーの位置との前後差によってか、微妙な音の移動感があり、「トランスフォーマー」の記事で書いた「落下する水が身体を抜ける感覚」は、一番感じられました。


・仰角76度

「トランスフォーマー/ロストエイジ」を視聴後、ようやくドルビーアトモスの何たるかが分かって来ました。
やや不満だった、真上への音の定位と移動感を得るためはどうすべきか?

自分の頭をトップミドルスピーカーの真下に近づけると、やはりそれは明瞭になります。

そこで、30センチ後退させたのが、約10度プラスの76度という位置です。

その効果は解りやすく、直上の定位は明確になり、それらしくなって来ました。
ここで良いかな。とも思いました。

しかし、ドーム状のアトモス空間とでも言いますか、視聴位置から眼前に広がる空間の密度が後退したように思われました。
また、サラウンドスピーカーが横にあるという事もあって、視聴位置の周囲が強調され過ぎる感があります。


・仰角69度

上の事を受けて、再度やや前方に戻す事にしました。
普通の人はここまでやらないでしょうね。
このあたりが当グログの真骨頂というものです。(笑)

移動寸法は、取付け用に自作したアングル金具の穴ピッチ分の17センチです。
上記の位置のちょうど中を取った位置となりました。
DIYに限らず、自身で物を造っておりますと、測ったような都合の良い組み合わせに収まる事がままあるのです。

効果の方は、上2つの位置の良いとこ取り。
直上へのの定位感とドーム音場の密度の妥協点だと思います。

現在の設置位置はこの位置です。

結果、冒頭で書いた、なぜ「やや前方に設置」が良いのか?ということなんですが・・
実はこれ以上、真上への設置を試さなかった理由にあります。

トップミドルスピーカーを視聴位置の真上に近づけるほど、天井からの音は真上からでは無く、頭上から後方に流れて定位してしまいます。
試しにトップミドルスピーカーのみを鳴らしてみました。
不思議ですが、スピーカーがやや前方にあっても、後方に音が廻ってしまうのです。

それと、視聴位置の横から後方にかけての音場がリッチになり過ぎるということがあります。
推測ですが、サラウンド、サラウンドバックいずれのスピーカーも比較的に視聴位置に近く、
それぞれの距離も前方の3本に比べて相対的に近いという事。このことからアトモスの音場が濃くなるのではないか?ということがあります。


さて、トップミドルスピーカー2本のみのドルビーアトモス ホームは満足か?
今後ドルビーアトモス家庭用である意味の「ホーム」を付けます。

正直、「天井2本」ではまだ、パフォーマンスの見極めが出来ません。
特に前後の定位感と、移動感が出るのか出ないのか?
なので、まだ納得はしていません。

ですが・・

最新の対応ソフト「アイ・フランケンシュタイン」を視聴しました。
デモ素材に格好ではないかという音を聴かせます。
そのパフォーマンスは今までのサラウンドとは明らかに違います。
だから「天井2本」でも、それを設置する恩恵は十分にあります。


皆さんはどうだったか判りませんが、「空間に音像を自在に定位する」というイメージは、映画館の方のそれだと思います。
ドルビーアトモス ホームでは、そこまでのパフォーマンスは出来ていません。
少なくともトップミドル2本では。

要は、活字で紹介された時点で、映画館のドルビーアトモスと混同されてしまったのです。

実際に実践して思うのは、スピーカーの数が圧倒的に足りていないのだろう、ということです。
ドルビーはこの事を、「家庭用では割りきって、天井からの音が聴こえることを重視している」と言っていたのでした。→参考記事
 
しかし、実体験の感想と満足度は、その人の経験値によって違って来ると思います。

僕1人だけの感想が目立つことを憂慮している、というのが本音です。



ところで、一昨日あるニュースがありました。

DTSがある発表を・・という内容、長くなったので裏へ行きます。



現状で、肩肘張らずに取り組めるのは案外、ヤマハのAVアンプかも知れません。
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この記事へのコメント
ドルビーアトモスは試聴会の体験しかありませんが、デモで定位した音が空間を移動している
片鱗はありました。縦横無尽という感じではありません。

問題は空間定位した音の移動が2時間の映画のどの程度を占めるかで、半分、せめて1/5を
占めるなら凄いと思いますが、ある場面のみで数分程度なら感動が薄いかもしれません。

空間定位ではなく、単に天井のいろんな所から聞こえるという事だけでしたら、昨日トランス
フォーマーロストエイジを視聴しましたが、古いヤマハZ7のシネマDSPですが、スピーカーが
存在しない位置の天井から音が聞こえ、斜め上から後方に抜ける音場再現も綺麗に出来ています。
Posted by ふえやっこだい at 2015年01月13日 10:29
ふえやっこだいさん こんばんは。

そうですね、僕が自宅で視聴する限りにおいて、これだったらヤマハでも良い線行っているはずではないか?という感想でした。

しかし、これは天井2本だった場合・・ということになるのかもしれません。

昨日仮設置で天井4本を試してみました。

違うんです、思ったよりも。
しばらく検証してから、また記事にします。
Posted by shu at 2015年01月13日 20:46
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