2014年12月21日

現サラウンド環境でのベストを。

国内盤ブルーレイのドルビーアトモス収録ソフト、年内分3本が出揃いました。

まだ評価材料が全然足りないのですが、革新的サラウンドフォーマットと言われる、その立ち上がり時点での、くくりとして感想をまとめます。

141221-1.jpg現状の視聴環境は、7.2.2chです。
パイオニアのSC-LX78で選択できるアトモス用のスピーカー配置で、サラウンドバックスピーカーを活かす配置を選んでいます。

さて、ドルビーアトモス・・天井にスピーカーを追加すると、サラウンドはどのように聴こえるのか?
従来のサラウンドとどこが違うのか?

再生時に従来のTrueHD5.1chに切り替えて、双方聴き比べてみました。

(この場合、SC-LX78側ではストレートデコードすなわち、ドルビーアトモス再生のみに固定されるため、プレーヤー側で切り替えます。3本のソフトいずれも日本語バージョンのTrueHD5.1chを聴くことになります。)

・・確かにリアルな音源が増える訳ですから、雰囲気は変わります。

どこが変わるのか?

高さ方向への音場の拡張。

空間を移動する音源の、軌跡の明瞭化。

ざっくり言うとこの2点です。

しかし、True HD5.1chに切り替えてみますと、・・ん?・・場面によって、その落差が少ないことに気付きます。
例えば、迫力あるサラウンドの雰囲気が明らかに後退してしまうという事はありません。

それは、どちらも基本同じ音を出しているからです。

例えば上空を左右に横切るヘリの音・・
このような音の移動は基本、左右のサラウンドスピーカー(またはメインスピーカーの場合もあり)が受け持っています。
従来のサラウンドでは、これでも頭上を横切る表現は出来ていました。

アトモス再生では、これを天井スピーカーが更に補完または補強するかたちになっています。

つまり、サラウンドスピーカーの左から右に切り替わって行く途中の真上の音、この希薄になる部分、これを天井スピーカーが補強しています。若干の響き(高さ成分)が乗っている感じもあります。

これが、True HD5.1chと比較した場合の、横切るヘリの音の実体感になっています。

この事から考えて、僕もそうでした、いや、まだそうですが、以下の期待を抱いてから聴きますと、そのかい離にがっかりします。

「天井スピーカーで、独立した音源を自在に配置する」

これとはちょっと違うような気がします。何かの聞き違い、読み違いだと思います。

基本サラウンドスピーカーに入っている成分の音しか出さないからです。

今のところ解ったのはこの辺りです。


141107.jpgドルビーアトモス自体への関心、それは高い様です。日々のアクセス数の多さで推察されます。

年内に何とかしたい人もいらっしゃるでしょう。

しかし正直言って今回ほど、いわゆる「刷り込み」に踊らされた事も無かったですね。

ここまで僕が、まあ客観的に、または皆さんから見ると僕の主観で書いてきました。

では、

ドルビーアトモスは有りか無しか。
ぜひのおすすめなのか。

ドルビーアトモスは、サラウンドの上位オプションだと捉えれば、「有り」かと思います。

ぜひのおすすめかと言いますと、「絶対的に凄い」と言い切るのは大げさです。
実際、聴き比べた人の感想には個人差ががあります。その差が埋まるほどのアドバンテージがないということから、そう思います。

それに大抵の人には、もう答えが出ていると思います。
案の定、「天井は4本でないと」という論調が見て取れますが、その時点で多くの人は戦意喪失だと思いますね。
これは僕が、勧めようと勧めまいとどうしようもありません。

一方で・・
今ある現状のサラウンドでやること、出来る事は多いと思います。
キーワードをあげますと、配置、統一、上下位置、さらにはサラウンドバック、フロントハイト、スピーカーケーブル等など。

現状の環境でベストを付くした時、またその上が見えて来る。そうしたら考えてみましょう。

それで良いのでは?
普通でしたね。



次回以降ではトップミドルスピーカーと、サラウンドスピーカーの位置関係について書いてみます。


次はこれですか・・すぐですね。さてどうするか。きりがないな。(笑)
個人的には「ゼロ・グラビティ」には期待していますけれども。

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この記事へのコメント
総評をありがとうございます。
5.1ch 拡張としての atomos は、ありとのことでした。

過去の11.2ch との比較はいかがなのでしょうか。 印象論になってしまうかもしれませんが、よろしかったら、お聞かせください。

追伸:
我が家は、11.1ch で、Marantz AV8801 で構成しています。
Atomos 用の AV8802 が出てくるようですが、DAC チップが PCM1795から AK4490 に変わっており、オーディオ的には、あまりうれしくない変更となっています。 このままでもいいかなと思っているところです。
Posted by n'Guin at 2014年12月30日 14:47
n'Guin さん、こんにちは。

11.2chとの比較ではどうか?ですよね。ごもっともです。(笑)

まず、うちの現状のアトモスはスピーカーの数で言うと都合9.2chです。
で、不足分の2ch。ここがやはり足りないという感じの音場となります。

それは横方向の広がりですね。

つまりフロントワイドchが無い分、現状のアトモスですと横方向への広がり感、それが無い感じですね。
ここが11.2chとの違いですね。

その代わり、天井に向けてドーム状の音場を形成します。
それと比較すると11.2chであってもやはり、音場は平面的ではあります。

それと、フロントハイトchも鳴っていない訳ですが、これは天井スピーカーが取って代わりますので、フロントハイトchの喪失感はありません。

マランツなら、9.1.2あるいは9.1.4が可能なのかも知れませんから、フロントワイドchを使えると、面白いと思います。

ドルビーもいずれ、フロントワイドchを追加してくる可能性というのが、無きにしもあらずと思っていますが・・。
Posted by shu at 2014年12月30日 18:47
こんにちは!
アトモスの記事、ずっと興味深く読んでました!
スピーカーの天井への取り付けは凄い技術ですね、ビックリです。

アトモスの劇場で体験してからアトモスに興味は相当ありましたが、
shuさんの記事を見て導入は先送りにしました。もっとも
先立つものもありませんが(笑)

猿の惑星を自宅で見るのが楽しみです。
今、5.1chの最低限のシステムですが高さもそれなりに出てます。
劇場とどれくらい違うか・・、ショックかもしれませんね(笑)

来年も宜しくお願いします!コアな記事を楽しみにしてます!!(^^♪
それでは良いお年を!!\(^o^)/



Posted by take51 at 2014年12月31日 14:14
takeさん、こんにちは。

アトモスを映画館で体験されてましたね。うらやましいです。

しかし映画館で体験したアトモスのイメージがそのまま家庭に再現出来るのか?
それはかなり疑問です。

多分、絶対的にスピーカーの数が足りていないと思います。
今の時点でコレ言っちゃうとアレなんですけど。

なのでまだ「待ち」でも大丈夫ですよ。

まだまだ、ネタにお困りのご様子も無さそうですのでね。(笑)

コアな記事をですか?
ついて来れます??(笑)

では、来年もよろしくお願いします。
Posted by shu at 2014年12月31日 15:05
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