2014年12月14日

ジャッジメント・デイ。

注)この記事をご覧の前に、こちらの最新記事をご覧ください。

2015.9.12現在、再生環境が変わっています。
この記事中での評価は、最新の再生環境では異なるからです。



タイトルを今日の選挙に掛けておりますが、ドルビーアトモスの初期レビューの区切りという意味です。

ドルビーアトモス国内盤BDの第3弾が「トランスフォーマー/ロストエイジ」です。

141214-1.jpgこの「トランスフォーマー/ロストエイジ」に関しましては、既に北米版にて試聴会、先行実践者の方々や、雑誌のレビュー記事などによって、様子をご存知の方が多いでしょう。


141214-2.jpgアトモス非対応のAVアンプではTrueHDの5.1chと表示されるのでしょうか。

3番手でのリリースとなりましたが、これはもうドルビーアトモスの代表選手のような存在です。

そのレビューはしかし、立場によって内容も違うようです。


手放しで絶賛するか、あんまり感動しないか。


では、僕はどうだったのか。

自身の経験値との比較と、今の再生環境においての感想ですね。


まずは、圧倒的に音の数が多く、前後左右、そして上下の移動が多い本作のような映画において、ドルビーアトモスの効果がもっとも解りやすいというのは予想通りでした。

これはまさしく、3D音響と言うべきものでしょう。

物語中盤のスペースシップの中のシーンから、とにかくガッチャガチャの音響が部屋中に展開します。
どこかが音抜けしているような感じはほぼ無いと思います。

これだけでもアトモス云々の評価対象としては優位な内容で、「ネイチャー」を同じ土俵に乗せるのはいささか、かわいそうと言うものでした。

では印象的な「音」のシーンを。


・今までに無かった体感

ある場面で印象的な「体感」がありました。
それはスペースシップの一部から、水が滝の様に空中を落ちている所を抜けて行く場面。

ここは従来、自分の目(カメラ)が水を抜けて行くのが当たり前の事でしたが、アトモスでは水自体が、自分の体を抜けて行くような感覚があり、これには「はっと」しました。


上空の表現。

ジェット機やミサイルが頻繁に飛び回るのですが、その軌跡がはっきりしています。
軌跡が追えるのと、空の高い位置にある様に認識できる点は、従来のサラウンドとは違います。


・怒涛の音響密度

まあそういう映画なのですが、終盤スペースシップが船や車などのあらゆる金属を吸い上げ、また落下させるシーンです。
ここは映像が上空、真上のスペースシップを表現する、アトモスの見せ場的シーンです。(注1)
当然、うちのトップミドルスピーカーも全開で鳴りますが、重低音と相まってサラウンドの密度、厚みが違います。


・静かなシーンでほっとする。

ガッチャガチャの戦闘シーンの間の、人の会話シーン・・それに切り替わるとほっとするのです。
こういう体験もそれほどありません。そのくらいの音の洪水です。


・LFE(サブウーファー出力)が強力。

どうやら、ドルビーアトモスは他のサラウンドフォーマットよりも、低音がより出ます。
アップミックスのドルビーサラウンド(対応ソフト以外での擬似アトモス)でも同様です。
この映画では効きすぎの感があり、LEFレベルを-3にして全体のバランスを取っています。


以上を踏まえて「トランスフォーマー/ロストエイジ」単品での音の評価です。

これは、5段階評価の4.8です。

マイナス0.2は何か。

非常にけたたましい音響の映画ではあるのですが、一方でどこかダイナミックレンジを押さえている印象があります。特にミサイルの着弾、オートボットの格闘シーンでの激突音において、そのボリュウムに物足りなさを感じます。これがマイナスの0.2です。

試聴会では相当の大音量であったようですが、このあたりを音量でカバーしていたからでしょう。

そして、「トランスフォーマー/ロストエイジ」を通して見た「家庭用ドルビーアトモス」の評価です。
評価というか「個人の感想」なのですけれど。

先行の2作品はこうでした。

「ネイチャー」が「C」
「トランセンデンス」は「E」

この判断基準と、何段階あるのかはまだ明かしていませんでした。

それは次の通りです。

「A」サイテー。要らない。
「B」期待はずれ。
「C」こんなものかなあ。
「D」あともう少し。
「E」これは良いかも。
「F」おお、これだよ。コレ。
「G」最高。絶対オススメ。

では「トランスフォーマー/ロストエイジ」これの「家庭用ドルビーアトモス」として評価は、
「Fマイナス」とします。

厳しいですか・・しかしまだ両手は挙げきれない・・です。
(もっともドルビーアトモス、その実力の上限はどこか。まだそれが見えないということがあります。)

マイナス付きはなぜか?

もっと明瞭なSE(サウンドエフェクト)の定位感が欲しいと感じる部分があります。
上の文中に(注)と付けた部分、直上からの音の実体感がもう1つと言った感じがします。
これは「トランセンデンス」の記事に付けた(注1)(注2)も同じ意味合いでした。

更に言うと視聴位置後方に比べて、スピーカー間の距離が比較的に広い視聴位置前方へのSEの定位感、これがやや甘い気もします。

いやしかし、現時点でこれは、個人的な問題だと思っておいて下さい。
ここまでの評価で、一般的には十二分なものだと思いますので。

個人的問題・・トップミドルスピーカーの位置が前寄り過ぎる、これはあります。
あるいは、そもそも天井スピーカーは2本では不足なのか・・。

この辺りは当然、個人的課題として検証します。


長くなりました。

家庭用ドルビーアトモス、これはアリなのか?ぜひのオススメなのか?

総評を課題も含めて次回、まとめます。


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