高性能な部分の一方で、ユーザーに設定の一部を委ねる(やっても良いよ的な)部分もあり、色んな意味でマニアックな機械だと感じます。
正直、しばらく使ってみないと解らないセットップのツボがあります。
当初はマニュアルを見ても理解し難いのです。
今回は、それについて書き出しておきます。
これはSC-LX88も共通事項です。


なぜか?
搭載機能として、3つ用意されるはずの、EQ(イコライザー)タイプの設定、これが「フルオートMCACC」を行なっても、EQタイプは「シンメトリー」のみ設定されるだけなのです。
つまり、メモリーの1番にのみ「シンメトリー」が保存されますが、他は選べません。
「オールchアジャスト」そして「フロントアライン」は設定されていないのです。
フルオートとは言っても、「全てお任せ」という意味では無いです。
簡単セットアップとでも言い換えた方が実際の結果に合っています。
ではどうするのか?



さらにサラウンドスピーカーの位置(横または後方)を指定します。
これは後からでも設定可能です。

そして「全項目」を選びます。
この、オートMCACCの「全項目」と「フルオートMCACC」の測定内容自体は同じものだそうです。
ここが疑問でサポートに確認しました。
ここで3つのEQタイプが、それぞれのメモリーに保存されることを確認出来ます。
最初にフルオートMCACCで測定しても、EQの選択使用がしたければ、再びオートMCACCの全項目で測定し直さないといけません。それの回避手順です。

EQタイプですが、個人的に2番めの「オールchアジャスト」が好ましいと感じます。
「フロントアライン」は、フロントスピーカーに補正をしない、つまりフロントスピーカーの性能をを活かすパターンです。
これは、フロントSPがそれなりの高級スピーカーか、他のチャンネルもそれに準じたシステムである場合、または個性の強いスピーカーを活かす場合には有効なのでしょう。
試聴室での評価が良いのは、そのためではないでしょうか。
・・何?
『EQなんぞ、そんなものは気にしない』ですか。
そりゃあ、「パッケージソフトのコレクション何百枚レベルの人」、「とにかく見れれば良い人」から見ると、そんな事をやっている手間ひまが惜しいでしょうね。(笑)
追記
さて、前々回の記事であんなふうに書いたものだから、僕の発言を固唾を飲んで待っている人が・・・まあ、そんなにいないでしょうけど。
当方何様でもありませんし、ただの素人ですが、嘘は言いません。
業界をおとしめるつもりもありません。(笑)
ああいうソフトなんですよ。多分。
「ネイチャー」のそれは「ドルビーあともうちょっとス」だと思います。
これから以後どうなるか期待しましょう。その方がむしろ楽しみです。
デノンのフラッグシップ、「AVR-X7200W」が予想通り年内の発表となりましたね。
やはり堂々たる内容となってるようです。
融通性に関してはデノンが間違いないでしょう。↓
DENON AVR-X7200W-K AVアンプ
