2014年11月09日

ドルビーアトモス、ファーストコンタクト。

注)この記事をご覧の前に、こちらの最新記事をご覧ください。

2015.9.12現在、再生環境が変わっています。
この記事中での評価は、最新の再生環境では異なるからです。



さあ、待望の「ドルビーアトモス」初体験です。

141107.jpg正確には「家庭用」が付きますが、管理人めは映画館も未体験なので、全くのファーストコンタクトということになります。

どんな音を聴かせるのか・・

ウェブ上や雑誌など各媒体から得られるそのイメージは、おおよそ以下のようなものでした。

縦横無尽に、オブジェクトなる効果音が飛び回る立体音響。
既存のサラウンドに無い自在なサウンドデザイン。

とにかく・・
凄い。
驚愕。
既存のサラウンドとは次元が違う。
体験すれば欲しくなる。
 
否が応でも期待は高まろうと言うものです。
加えて自身の妄想的期待感も加わります。

それを踏まえたところで、AVアンプの入れ替え、トップミドルSPの設置、そしてベースになる7.2chスピーカー配置の、リセッティングを進めながらその日を待ちました。

141109-1.jpgドルビーアトモス収録のBDソフト第1弾「ネイチャー」です。

8日の夜にほぼ全編を、本日にはシーンを抜粋して視聴しました。

その第一印象は、

・・・これ重要ですね。(汗)

人柱としては、責任重大といったところですから。


偽りのない感想としましてはですね、



・・驚愕とまでは行きません。
・・縦横無尽でもありません。



『えっ・・』


絶句する読者さんの声が聞こえそうです。

なぜそう思ったのか、あくまでも印象としてですが・・

・サラウンド感と音像定位
高さ方向に雰囲気は広がります。それは前方にも感じますが、効果音の前後の動きがありません。
フロントスピーカーと、サラウンドスピーカーの間に明確な音像定位をほとんど感じません。
前方向の上部などに定位する印象的な効果音がありません。

・高さ表現
肝心の高さの表現では「降ってくる」という感じは「波」と「水しぶき」を除いてはありません。
左右サラウンドSPから上下動する(てっぺんまで行ききらない)感じでした。

・サウンドデザイン
内容が動物ドキュメンタリーなので、派手なサウンドデザインは元々無いのかもしれません。
そういう見方をするジャンルのソフトとしては、違うのかも知れません。

それにしても、雷の稲光は前方なのに音は後方で鳴る、波が前方から来るのに音が来ない。
などと言った具合に、どうも全体にサウンドデザインが後方寄りなんです。
普通にサラウンドとして聴いても何か違うのです。

今回iQ7を左右のサラウンドに移設して、真横に置いたわけですが、ちょうど自分の頭上から後ろにサラウンドが展開するという具合なんです。

試しに同じソフトで通常の5.1chを聴きますと、やはり後寄りのサラウンドのようです。

さては僕の耳が悪いのか、頭が悪いのか、セッティングがいい加減なのか?
そこの受け取り方は、皆さんで決めてください。

この「ネイチャー」で体験する限り、もっと言えば僕個人がウチのシステムと、セッティングで体験する限りにおいて、家庭用のドルビーアトモス・・この評価はあまり良くありませんでした。

多分、個人的な期待値が高すぎたのかも知れませんね。

正直、ドルビーTrueHDの5.1ch音声からのアドバンテージは少ないです。
SC-LX78では、フロントハイトを加えた9.2chに、フロントワイドをバーチャル再生します。
これで、前方の広がりと高さが出たサラウンドは、十分なクオリティがあります。

家庭用ドルビーアトモス・・天井にスピーカーを取り付ける程の労力に見合うモノなのでしょうか?

「店頭視聴会ではがっかりしたが、映画館では間違いなく凄かった」

と言う旨の、ブロガーのレビューを拝見しています。

ドルビーアトモス、確かに本物なのでしょう。

しかし僕はまだ、このソフト1本しか知りません。

これだけで評価の決めつけも出来ませんね。

今年中にあと2本、ソフトの発売が控えています。
次は来月初旬、映画「トランセンデンス」そして「トランスフォーマー・ロストエイジ」です。

せめて、この3本での評価としましょう。

今回の「ネイチャー」単品の評価を出しておきます。
あくまでも音、ドルビーアトモスの音響に関して、自身の主観による評価です。

5段階くらいにしておきまして、「3」としておきます。


では「家庭用ドルビーアトモス」への評価。

これは「C」としておきます。

あえて何段階まであるのか、まだ書きません。
3本見終わったあとで明確にしたいと思います。

ゴルゴ13を雇われても困りますので。



追記
それにしても8日の、初視聴時の印象は「あれ?」なものでした。
実はSC-LX78導入に伴ったスピーカーのセッティングで、1つの困った問題と、直近の課題をクリアしきれていませんでした。

本日なんとか対処出来まして、全体の雰囲気と音場感は大分良くなりましたが、評価自体は変わりません。
このセッティングの件はまたSC-LX78の関連記事で書いてみます。


やはり映画のソフトに期待したいです。

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この記事へのコメント
shuさん はじめましてモリヤンと申します。
takeさんのブログリンクから伺っています。
私はトップ4本でネイチャーを視聴したのですが
shuさんの感じられた物と同じような感想を持ちました。
派手さから言うと北米盤のトランスフォーマーのほうが
SEてんこもりなので上かもしれませんね。
その辺はブログに色色書いていますのでまた見に来てやって
ください。技術系の観点からシアターを設計、構築されている
御様子が文系アバウトな私には大変魅力的です、宜しければ相互
リンクお願いします。
Posted by モリヤン at 2014年11月10日 11:14
Atmosはデモしか聞いていませんが、従来のフロントワイド・フロント(リア)ハイトの
上位互換ではないような気がしました。天井の試聴位置やや上の4本と、部屋の天井隅・
斜め前方では、それぞれ有利な点があるのでしょうね。

家のフロント・リアプレゼンスのシネマDSPとの違いは、シネマDSPの4角に配置された
天井スピーカーが音場をグ〜っと広げて、サラウンド斜め後方上からも音を感じます。
壁や天井がなくなった感じです。ただしその音は甘めです。

それに比べてAtmosはシネマDSPのような広さではなく、3次元の音の実在性・明瞭性に
アドバンテージがあると思いました。スピーカーが試聴位置から遠いほど音場が拡大し、
近い方が音像がしっかりするんでしょうか。

ただ、Atmosは出始めなので、これから出る対応ソフトでドンドン進化すると思います。
Posted by ふえやっこだい at 2014年11月10日 14:24
モリヤンさん、はじめまして。

コメントありがとうございます。
当ブログを評価いただき恐縮です。

同様な視聴の感想をいただきまして、正直安堵しました。

早速ブログを拝見いたしました。
マランツのSR7009良い感じですね。
それにしても、凄いシステムをお持ちなので気後れ致します。

先行実践者の皆さんはたいてい、北米版のトランスフォーマーをお持ちの様ですね。(汗)
「トランスファーマー」には期待していますが、「ネイチャー」の出来からそれ以上の想像が出来ず、正直懐疑的です。
それでも楽しみに待ちたいと思っています。

当方、社交性に乏しい者ゆえ、お声を掛けていただき感謝いたします。
早速リンクしました。よろしくお願い致します。

Posted by shu at 2014年11月10日 22:36
ふえやっこだいさん、こんばんは。

仮に僕の環境で正しい音場が再現されないとすると、トップスピーカーとサラウンドスピーカーの位置関係、それにスクリーンと視聴位置の関係と、各スピーカー位置の相互関係に重要なポイントが有るのかも知れませんが、レンダリングとかいう処理がどうなっているのか、「ネイチャー」を聴く限りは期待はずれです。

印象として例えるなら、ヘッドホンで聴くような・・自分の周りから後方だけに展開する感じの音場だとも思いました。

もっとも、確かにソフトの出来は、まだまだこれからでしょうね。
Posted by shu at 2014年11月10日 23:01
こんばんは。
ネイチャーですが、地元のレンタル店にあったので借りてみました。

A100なので英語音声は強制的にTrueHDになりますが、確かにリアが
妙に強いですね。
自分のシステムはサラウンドSPが耳のほぼ真横ですが、リスニング
ポジションの1m前辺りの天井付近から音が降って来るような印象を
受けました。
ただ、そこから先のフロントSPまでは空間は無いですね。
リアSPに比べフロントSPは音場がかなり狭く、また高さも殆んど無い
ので、サラウンドSP付近の空間だけが妙に目立ってしまいますね。
何というか、サラウンドの高さばかりを誇張していて、前後の空間が
スッポリ抜けてしまっている感じです。
Shuさんのインプレを読み直してみて、全くその通りだと思いました。

あと、センターSPのナレーションも音がこもり気味で音が上がって
こないのも気になりました。

まあ、このソースはこういうサウンドデザインなんでしょうけど、
従来の7.1chでこんな状態ですから、これでは折角のAtmosの良さが
生かされないですよね。
やはり、アクション映画?でこそ真価が発揮されるんじゃないで
しょうかね。
トランスフォーマーに期待しましょう!

「ネイチャー」の後、DTSの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を
観てみましたが、やはり前後の空間に動きがあると、ちょっとホッと
しますね。(笑)
Posted by ラッツ at 2014年11月20日 00:24
ラッツさん こんばんは。

やはりそうですよね。
ああいうソフトなんです。

何か疑心暗鬼になっていましたが、僕の感想を裏付けていただき、安心しました。
Posted by shu at 2014年11月20日 23:38
貴殿には以前、サブウーファーで相談したカズンです。
ホーム・シアター・ブログ、何時も楽しく読ませて頂いているファンです。
特にサラウンドと音への拘りが参考になります。
今回のドルビー・アトモスの記事も審美眼で貴重です。
ドルビー・アトモスは天井からの音がポイントですか?

だとしたら、サラウンドと言うよりも映画の音作りの点で
天井を突き抜ける、または天井の方から音がする
映画にハットすることが有ります。

作品として、
「ジャンヌ・ダルク」ドラマ中頃の戴冠式のシーン
「フィフス・エレメント」ラストのコーベンとリールーへの愛のシーン
「スペース・カウボーイ」冒頭、ジェット機が空を突き抜けて行くシーン
「宇宙戦争」雷鳴で娘と驚くシーン。

いずれも映像によるプラシーボ効果かもしれません?
それに70歳近い爺のボケ耳ですので。
暇があったらDOLBY ATOMOS モードで観てください。
Posted by カズン at 2014年12月08日 09:12
カズンさん、しばらくでした。

ブログを評価していただき、ありがとうございます。
審美眼ですか、恐縮です。ただ受けた印象のままを言うまでです。

>いずれも映像によるプラシーボ効果かもしれません?

いや、映像によるイメージから、天井の高さとその方向を感じたりする方が、むしろ自然かも知れません。
従来のサラウンドでは視聴者に委ねられていた部分であったとも言えます。

ドルビーアトモスでは、その高さを具体的な音像として創り出そうという事なのでしょう。
しかし家庭用では、そのスピーカーの絶対数とサラウンドスピーカーとの位置関係など、映画館と同等になるのは、どうなんだろう?という疑念が正直あります。

ご紹介の映画、擬似アトモスですと、おそらく高さはより感じられるのではないでしょうか?
機会を見て視聴してみます。

ありがとうございました。
Posted by shu at 2014年12月08日 20:47
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