2014年11月03日

SC-LX78の初見レビュー。

今までに所有してきたものとは、明らかに一線を画す・・そういう印象です。

「自身が追求してきた、サラウンド再生の1つの到達点に遭遇した」という思いです。

141103-1.jpg迷っている人がいるなら、僕が背中を押しましよう。

ただし、下の方で書くような注釈は付かないでも無いです。

しかし一度はパイオニアのAVアンプ、これを経験してみるべきだと思います。

では、
「ドルビーアトモス対応9.2chAVアンプ SC-LX78」まずは初見レビューとなります。


・使用感

とにかく、今のところ「音」に関して文句を付けません。
後々に渡っても、記事ネタに困らない中身となっています。

しかし正直言って、一方で惜しい部分、マイナスポイントが無いわけではありません。

あえてこの部分を先に書き出しておきます。

LXシリーズの導入を検討される方、特に他社ミドル機あたりからの買い換え検討の方には参考になるでしょう。

僕の経験に照らして、相対的に感じる部分です。
(しかし、これらはお金の掛け方・・どこに掛かっているのかの違いによるものだと思います。)

それは、ユーザーインターフェイスの部分が弱いと言うことです。いわば使い勝手です。

141103-4.jpg例えばホーム画面。

これは映像に被される、オンスクリーン表示ではありません。

そのため、映像との切り替わりにタイムラグが出来るので、少々待たされます。

141103-60.jpgオンスクリーン表示が無いわけではありませんが、パイオニアが「シンプルオーバーレイ」と呼ぶ、この小窓表示に限られます。

表示内容は必要最小限です。

リモコンの上下ボタンで順送りに項目を選び、左右ボタンで設定等を切り替えます。

したがって、階層表示を見ながら、追って行くという操作は出来ません。

これらから感じるのは・・

今、何がどうなっているか。
何をすればどうなるのか。

などの情報、操作案内が、解り難いということです。
私はどこ?・・これは何?状態が初心者さんには厳しく、他社AVアンプからの買い換えでは物足りないかと思われます。

141103-90.jpg本体ディスプレイの表示文字は総じて小さいです。
入力チャンネル数の表示はありますが、出力の表示はありません。

例えば5.1chの入力に対して、サラウンドモードで拡張後に9.1chになってますよ、という表示はされません。

実はこの辺りのユーザーインターフェイスは、Wi-Fiモバイル機器によるAVコントロールアプリによって補完されているのです。

以前からパイオニアのAVコントロールアプリは、評価が高かったように思います。

これは裏を返せば、本体で完結していない部分を補っていたからなのでは?と思います。

141103-70.jpg僕はAVコントロールアプリからでなくては見られない情報を得るため、タブレットを買ってしまいました。

これは8インチですが、スマホでは文字が小さくなり過ぎて見にくいと思います。

おそらくヤマハやデノンでは、本体のみでユーザーインターフェイスが完結しているはずです。

・・操作性、こちらに関した部分がパイオニアのAVアンプのウイークポイントだと思います。

あえて注釈を付けると、いわば経験値のある人、マニア向けの製品ということになるでしょう。

ただ、僕ほどいじくりまわす人も、そうはいないでしょうけど。


・外観

141103-3.jpgフットは普通です。


141103-2.jpg端子類は金メッキではありません。
ここでやはり2番手な部分を感じてしまいます。

141103-5.jpgボタンの大きさなどが改良されたというリモコンです。
自照式ですが老眼の僕には、画像ほど見やすくはありません。
ただ、暗室で使用する場合にはどこのメーカーも似たようなものでしょう。


・「音」に関する第一印象

・立ち上がりの速さ
・ダイナミックレンジの広さ。
・だぶつきのない低音。

このような効果で、例えば静かなシーンからの突然の爆発音や、その他の効果音など非常にリアルです。

・各スピーカー間の自然な音像定位。
・バーチャルスピーカーは意外とイケます。

スピーカーの無いところから音がするという感じが自然です。

上記はMCACC Pro、特にフルバンドフェイズコントロールの絶大な効果によるものと感じました。

デジタル云々の音質のデメリットを特に感じませんが、ゆったりふんわりな音調がお好みならば、それとは違います。


・映像

実は設置の直後、想定外の「映像」の変わりように驚きました。

色乗りが増し、精細感が上がって、プロジェクターかプレーヤーを交換したかのようでした。
これはレーザーディスクの時代から親しんだ、パイオニアトーンではないかと。

AVアンプの交換でこれほど映像が良くなったという経験はありません。
4Kまで進んだ映像技術のお陰で、回路の底上げがされていると言うことでしょうか。


・MCACC Pro

141103-80.jpg測定ポイントは、1人での視聴時においては基本1箇所のみです。
あえて多点測定の必要はありません。

MCACCは凝っていますが、その分マニュアル操作しようとすると非常に難解な部分があり、まだ全てが把握出来ていません。

購入から一ヶ月程度。まだまだ、初期のセッティングを試行錯誤している最中です。
さすがに、ぽん置きOK。というものではありませんので。

スピーカー配置のリセッティングも含めて、追ってレポートして行きます。 



さて、いよいよ今週後半には「本番」が控えています。
ドルビーアトモスの収録BD、「ネイチャー」が届きます。

どうなることか。

こういった緊張感と期待感は、過去のAVライフではDVDプレーヤーの登場以来、いやそれ以上か・・。

これだけやっておいて、正直まだ懐疑的です。
意外と、しょぼかった。なんて事にはならないでしょうね。(笑)


気合の入った、中級機狙いの人がLX58を選ぶといいます。
一方で、LX78が買えるような人は、どうせだからと言ってLX88にするというのが現実なんですね。
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posted by shu at 11:07 | Comment(4) | TrackBack(0) | SC-LX78 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
LX58の最安値が12万円になってます。プリ部の機能がLX88とほぼ同じなので超破格だと
思います。メインインを持つ良いプリメインやパワーアンプを持っている人は狙い目だと
思います。

2000REをLX78のフロントに繋いだら、スピード感は落ちますが、良い意味で味のある音に
なって雰囲気系の映画には良いのではないでしょうか。
Posted by ふえやっこだい at 2014年11月07日 17:19
ふぇやっこだいさん、こんばんは。

ありがとうございます。

確かに2000REはいま遊んでいるんです。
いずれピュア用に使うつもりですが、やってみないと分からないので、機会があれば試してみます。

ただ、これを活かすのならマランツと言う選択も面白かったかも知れません。
Posted by shu at 2014年11月08日 00:15
ヤマハ3040とパイオニアLX88とマランツSR7009の比較試聴の機会がありました。
これはある意味、行かなかった方が良かった感じで、3つとも欲しいになって
混乱してしまいます。AVアンプって、こんなに個性があるんですね。

ヤマハ3040は音像は甘めですがボンボン・ズンズンが部屋の広さ以上に広がって
臨場感が凄くてゴジラの暴れるシーンがもの凄かったです。シネマDSPなしの設定
でしたから、シネマDSPなら音場がもっと広大になると思います。

パイオニアLX88は、スピードと音の締まりと定位が凄くて、キュン、バンという
銃弾の飛ぶ音の切れや爆発音の締まりがあり、音像が非常に明瞭でどこにあるか
というのが点で分かるくらいリアリティが高かったです。低音の質も一番でした。

マランツはボーカルが垂涎もので別格でした。これはAVアンプと言うより10万円超の
プリメインアンプにサラウンド機能がついてる感じでした。音場の広さや締まりは
他2社に劣りますが、映画でも声の質が良く、情感を伴う映画にバッチリでした。

まとめて言うと
 3040:部屋の壁の存在がなくなる音場の広さ。
 LX88:スピーカーの存在がなく、音像が明確。
 7009:BGMや感情のこもった声にうっとり。

ヤマハZ7とパイオニアのLX85を持っているので、3040とLX88はその進化形という
感じを受けましたが、マランツのそれは異質でビックリというかちょっと感動でした。

これからAVアンプはソフトに合わせて選ぶ複数体制って言うのもありかもしれない
と思いました。線の付け替えがたいへんですが。


Posted by ふえやっこだい at 2014年11月08日 10:13
ふえやっこだいさん、こんばんは。

3機種聴き比べですか、それは羨ましいです。

地方では同時視聴など、なかなか叶いません。
ヤマハやSC-LX88ならば時期がずれてなら可能性がありますが、マランツのAVアンプなど見る事も無いんですよね。

しかし、後発のマランツSR7009はそうですか。ピュア寄りの好製品のようですね。
外観もグッドルッキングだと思いました。

ありがとうございます。

Posted by shu at 2014年11月08日 18:37
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