2013年09月23日

11chは必要なのか? その2

外部パワーアンプを追加してまで、11chが必要かどうか?ということについて書いています。

まず、メーカーごとのスピーカー位置について。

ヤマハは追加する2本のスピーカーの位置が独自で、リアプレゼンススピーカーを追加します。

130922-1.jpgサラウンドとサラウンドバックスピーカーが既にある状況に、リアプレゼンスを追加するとすれば、ウチの場合はこの位置になります。

サラウンドスピーカーと位置が近すぎる感じがしますので、それを前側に配置仕直した方がベターでしょう。
サラウンドバックも左右の間隔を詰めた方がリアプレゼンスとの住み分けが効きくはずです。

仮にこのままの配置だと、サラウンドバックをリアプレゼンスとして使用しても良さそうな感じはします。

AVアンプ側での設定では、リアプレゼンスを使用してサラウンドバックを省略、またはバーチャルでリアプレゼンススピーカーを生成するなどという方法も選べます。

いずれにしても後方の高い位置の音場という場所を意識したものですが、外部パワーアンプを追加してでも実音源が必要なのか。ここは実際に体験してみないと何とも言えませんが、バーチャルでも行けそうな感じはします。


対して、後方の音場を重視しないのが、デノンやオンキョーが採用するAudyssey(オーディシー)です。
130923-1.jpgAudysseyは、AVアンプのサラウンド機能最適化プログラムとでも言いましょうか。

ヤマハはそれを自社開発でずっとやってきましたが、デノンとマランツ、オンキョーはAudysseyに託しているのです。


130923-2.jpgそのAudyssey陣営の11ch化に必要なスピーカーは、フロントワイドスピーカーです。
DTS Neo:Xの11.1ch再生も同じ構成です。

これはAVR-4311の使用中スピーカーのインジケーター。Hがフロントハイト、Wがフロントワイド。


このフロントワイドスピーカー、設置が出来る環境ならば「今までに無い新鮮な感覚でサラウンドを堪能出来る」というのが、僕が今まで実践してきた感想です。
画面の外側から音がしますし、自然な囲まれ感が出るのです。
ヤマハはDSPで似た様な効果を出すと思いますが、こちらは実音源なので音自体も定位も明瞭明確です。

最近感じたのは7ch構成に、フロントワイドスピーカーを加えた場合の、9ch構成の有用性です。

実はフロントワイドとフロントハイトスピーカーを併用すると、前方への奥行が出る代わりに横方向の囲まれ感が後退するのです。

こと2chソフトの拡張サラウンドとして使う場合に、その印象が大きくなります。

では、無理して11ch化する必要はないと言う事になるかと言えば、そう簡単でもありません。
僕のようなコダワリ屋には。

仮にフロントハイトスピーカーを無くした9ch構成にするとします。
そうすると、ドルビープロロジックIIzの再生が出来なくなります。

ドルビープロロジックIIzは汎用性の高いサラウンドモードで、特に2chソフトの拡張時には余計な響きが乗らず、雨の音やセミの声などの環境音の再現もリアルです。そういった「使える」サラウンドモードなのです。

なので、9ch対応のAVアンプではスピーカー構成だけ11chとしておいて、適時切り替えて使うというのが僕の考える妥協案になりますか。

『じゃあ、2chの外部アンプは必要ないんだね』

2chアンプ、特にプリメインアンプの追加は別の意味で以下のメリットがあります。

フロントスピーカーの音質強化。
AVアンプ内蔵アンプの負担軽減。
2chピュアオーディオとの共存。

これだけの理由だけでも、外部アンプ導入と11ch化の価値はある。と言っておきましょう。

『結局全部入りが欲しいって言う、自分のエゴが理由なんだねえ』

趣味の世界なんて、そんなものですよ。 

『・・・』

『そもそも、こんなにスピーカーが置ける訳ないだろ』

確かに・・それが一番重要でした。(汗)



スピーカーは足元から。
こちらのショップのオーディオボードは訪問者さんも関心が高いようですね。
ビーズ&オーディオムカイ

 

posted by shu at 09:21 | Comment(13) | TrackBack(0) | AVアンプの機能、操作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

     スポンサードリンク
  


この記事へのコメント
ヤマハZ7を9.1chにして、フロント・リアプレゼンスを設置してます。
天井が開いたような広大な空間が出来ており、特に銃弾やヘリコプターが
前方から後方上空へ抜ける時や、後方上空から迫ってくる音が楽しめます。

しかし後ろが広い分、やはり前方横方向に薄さを感じてます。この点が
ヤマハの欠点ですね。ヤマハは今は最大11chですが、いずれは13chにして
フロントワイドを加えて来るのではないかと思っています。

管理人さんの場合、サラウンドバックを少し広げればリアプレゼンスが
出来る状態にありますね。その場合、同じKEFのKHTのスピーカーを2本
追加し、純正スタンドで立てて後ろにサラウンドバックをおけますね。

後ろはカーテンですが、軽いので、シアターを見ない時は部屋の端に寄せて
使う時だけ手で持って位置を決めたところに置けば良いだけですしね。

昨日、アイアンマン3を見て上空を飛び交う音を楽しめましたが、昨日から
電源タップを数百円の安物からプロケーブルの電源タップに変えたところ
音が締まって力強くなりスピーカーの性能が上がったようでビックリでした。
電源タップはバカに出来ませんね。

Posted by ふえやっこだい at 2013年09月24日 10:29
ふえやっこだいさん、こんばんは。

過去にヤマハを使っていましたが、最新機のスピーカーの角度測定による3Dサラウンドの出来や反射音制御などに技術に興味はあります。

おっしゃる通りにすればスピーカー配置は対応可能ですね。余ったフロントワイドはサラウンドに持ってくるとか。

あくまでシュミレーションの話ではありますが・・。

しかし細かいところで気になるのが、デノンの4520が消費電力780W。ヤマハのA3030は280W。
これを見ると、全く無い話でもないかなと思い始めています。

タップはそうだったんですか?それは意外でした(笑)
不思議と音楽がゆったり聞こえたりもしませんか?

電源関係を変えると総じて、そういう印象があります。


Posted by shu at 2013年09月24日 21:37
こんばんは。
内蔵アンプによる9スピーカー構成(7ch+フロントハイト2ch)の場合、
コーデックの種類によってサラウンドの効果が随分と違うんだなぁと
感じました。
自分の場合、フロントハイトは今でも排他利用なんですが、DolbyTrueHD
+PLUzおいては高さ方向に空間が広がり、スクリーンとの一体感も増す
ような感じがします。
一方、DTS-HDmaster+PLUzの場合では途端に後ろの空間が寂しくなり、
包まれ感も減退してしまいます。
そもそもPLUz自体、Dolby社の設計でしょうから、DTSとはあまり相性が
良くないんでしょうかね?
まあ、11chでオーディシーにすればこういう悩みも解決するのかもしれ
ませんが。(汗)
Posted by ラッツ at 2013年09月24日 22:58
ラッツさん、こんばんは。

コーデックの種類で違いますか。

それはちょっと気が付きませんでした。
後ろの空間ですか。今度意識してみます。

11chでなくてもフロントワイドが使えると、また違うと思いますよ。

Posted by shu at 2013年09月24日 23:29
onkyoのAVアンプの5010は消費電力が800Wですね。DENONにしろ、力強い音は消費電力が
大きくなるのでしょうか。ヤマハは音楽よりも音場再生に力をいれてるように思います。私は
シアタールームで音楽はほとんど聴きません。

プロケーブルの製品が、プロケーブルが言うように至高の製品とは思ってません。どの製品も
価格なりだと思うし、無難に70%程度の性能があればいいかなと思っています。電源関係と
ケーブルの沼にはまってしまうと、エライ事になりそうですから。

価格から考えて、プロケーブルの製品でも、70%位はあるのではないかと勝手に考えてます。
実際に数百円のタップよりも圧倒的に良かったですしね。

ヤマハの前方横が薄いのは、試聴位置を前にしてスピーカーを近づける事でマシになるかなと
考えてます。75Rの擬似4Kのおかげで126インチスクリーンから試聴位置は2.5mで、
サラウンドが3.5m、一番うしろのリアプレゼンスで4m弱と、空間は割とコンパクトです。

管理人さんは、サラウンドバックを高くする事で、後方の音場の高さを作る工夫をされている
ように見えます。
Posted by ふえやっこだい at 2013年09月25日 10:38
ふえやっこだいさん こんにちは。

消費電力ですが、オンキョーは元々コタツ並みでしたね。
デノンは4520あたりから急に上げてきました。
対してヤマハは最近逆に落ちています。200W代ならパイオニアもそのくらい低かったと思います。
音との相関関係は解りませんが、贅沢ができない貧乏人には全く無視もできません。(笑)

電源関連は確かにおっしゃるとおりと思います。

プロケーブルあたりだと自作品(多くの人が良く作る、これで十分なレベルの物)とほぼ同様なので、十分満足に足りる範囲だと思います。
でないと本当にキリがありませんよね。
Posted by shu at 2013年09月25日 12:42
>ヤマハの前方横が薄いのは、試聴位置を前にしてスピーカーを近づける事でマシになるかなと

僕もヤマハを使っていた頃に(AX2500)そのような事を考えた覚えがありますが、効果の方が良かったというの印象が残っていません。サラウンドSPを真横か、やや前方設置なら良いように思いました。

サラウンドバックSPは高い位置で、距離と高さを稼いでいます。
サラウンドSPよりも高く、は意識しました。


Posted by shu at 2013年09月25日 19:27
こんばんは。

フロントワイドは以前試した事があるのですが、私の部屋ではメインSPよりも
外側にSPを設置する事が出来ないので、試しにメインSPの同軸上リスニング
ポイントの手前に置いてみたところ、なんとメインSPの音と被りまくってしま
ってワイドの効果がまるで得られず、結局、設置は諦めてしまいました。
もしかしたらメインと同サイズのSPで鳴らせば結果は違っていたかもしれない
のですが・・・。

それとアンプの消費電力に関してですが、カタログの数値は最大負荷時におけ
る参考値です。
消費電力が大きい=電源部に余裕があるという事になりますから、奥行感の
表現とか数値では表せない音質の部分に効いてきます。
例えば全く同じDAコンバータを使っていても、電源の設計によって音は全く
違ってきますので。
自分のAVR-A100の場合ですが、9chフル駆動でVOLを-30dbとかにして映画
を観ても、200Wまでは食わない感じでした。
Posted by ラッツ at 2013年09月25日 23:21
ラッツさん、ありがとうございます。

フロントワイドは残念でした。
確かにそれでは・・厳しそうですね。

消費電力は実際の使用状態でしか判らないということもありますか。
-30dbと言えばそれなりに大音量ですね。

数値の大きさイコール余裕が音質の差になるとしても、単純にメーカーごとに倍以上の差があったりしますので、そこがちょっと気になりました。

まあ、プロジェクターにプリメインアンプまで使っていて、消費電力どうこうを今更何?っていう話なんですけど(汗)
Posted by shu at 2013年09月26日 00:05
音の広がりは、スピーカーによっても違うような気がします。音がまっすぐ飛んで来るタイプと
迫ってこなくて広がる音場タイプがありますね。

将来、フロントを変更する事も考えていますが、音像か音場というスピーカー特性は非常に重要だと
思いました。フロントワイドがないヤマハの前方横をカバーするためには広がるタイプが良いかなと
考えています。

アバックで、KEFのR300、それ以外にクリプトン、モニターオーディオ、エラック、を視聴した事が
ありますが、R300が一番バランスが良いと思いました。一体、R300のあのコストパフォーマンスは
何なんでしょうか? 逆にR300とR700の価格差にも驚きです。


Posted by ふえやっこだい at 2013年09月26日 09:26
フロントSPに広がるタイプ、そういう選択も考えられますね。

それでも僕の経験上で何より勝ったのは、同一メーカー、同一シリーズでのサラウンド構築が一番という事なんですよね。

前後のスピーカー間のつながりが、泣き別れ(中抜け)を補完してくれました。

R300は本当に良いスピーカーですね。
以前、小原由夫さん仕切りのRシリーズ試聴会で、一番印象に残ったのがR300でした。

あの価格は1本では無くペアの価格ですから、すごいです。
小原さんも「安い」と言われてました。

KEFの価格設定はこうなんですね。僕がKEFで揃えているのはそれも大きいです。


Posted by shu at 2013年09月26日 18:57
確か消費電力に関してはクルマのJC08モードみたいな測定方法の規定が
ないので、メーカーによって方法は千差万別だったと思います。
オンキョーのAVアンプはどれも電力表示が大きめですが、何を基準に
ピークを取るかによっても数値は変わってくるでしょうし、通常使用時
における消費電力は恐らくデノンと大差ないと思います。

最近のパイオニアはデジタルアンプでしたっけ?
D級増幅だとアナログアンプよりも消費電力は大分低くなりますし、ヤマハ
辺りはむしろ販売戦略の一環として低消費電力を前面に出していますよね。

参考までにshuさんは普段どのくらいの音量で映画をご覧になられますか?
スピーカーの能率によって変わってきますから比較する事自体ナンセンス
かもしれませんが、自分の場合、DVDで-30〜32、BD-35〜38dBくらいで、
2chシステムのスピーカーで音楽を聴く時よりも映画の音は小さめな感じで
観ています。
Posted by ラッツ at 2013年09月26日 23:25
ラッツさん

販売戦略ですか。さすがに意識はあるんですね。

うちではBDで最大でも-34dBで、普段は-38dB位ですね。
夜間視聴が多いので、大分押さえ気味な方かと思います。
Posted by shu at 2013年09月27日 12:38
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック