サブウーファーの設置場所については、
部屋の角は避ける。
壁に近づけ過ぎない。
メインスピーカーの近く。
視聴位置より前。
部屋の長さの3分の1の位置かそれ以内。
などと言われています。
そんな中で、ある海外メーカーのHPにサブウーファーの設置場所の選定の方法を見かけました。
その方法とは、
まず、サブウーファーをリスニングポイントに置き、自分が部屋を動き回って一番低音が聴こえる場所を探す。その位置がサブウーファーの設置場所だと言うものです。
これは他には無い、ある意味明確な説明ではないですか?
早速やってみました。
・・と書くのは簡単ですが、実際はかなり躊躇したものです。
まず、XQ60bは重い。それにあのカタチが持ちにくい事と言ったら。
デザインと性能を最優先した結果でしょう。
このあたり、海外製品らしいかと思います。日本製ならばおそらく、持ちやすさまで考えるはずですから。

それにしても大きい。
で、設置可能と思われる位置をAVR-4311のテストトーンで聴きながら探してみました。
この時の自身の耳の位置はサブウーファーの高さと同じ。つまり、床を這いずって廻る訳です(笑)

聴感上、最も低音が聴こえた所を選んだ次第です。
そこでオートセットアップをかけると、サブウーファーレベルは以前の位置のそれよりも2dBほど下げて設定されていました。ということはこの場所の方が低音が出ているということでしょう。
それでは実際のソフトで確認を・・・したところ、どうにも迫力が足らない。
以前のような量感も感じない。
どういう事か?
考えられるのは他のスピーカー、特にメインスピーカーの低音との干渉でしょうか。
でなければ、サブウーファー単品で上の様な聴感テストをした結果と、実際のサラウンド再生での“違い”が説明できないと思うのです。
苦労した末に“部屋の3分の1”を意識して「元の位置から16cmリスニングポイント寄り」の位置で落ち着かせました。
このようにやってみないと解らないことが、やってみて解れば収穫となるわけで、こういう趣味では楽しみの一つなわけです。
このように、複数のスピーカーを使うサラウンドのサブウーファーの設置と設定は難しいものです。
この点に関して、別のアプローチの方法を以前ラッツさんからコメント頂いていました。
こちらの記事のコメント欄を見てください。
僕も試したのですが、肝心のサブウーファーの位置(タイムアライメントを合わせる)が現状では動かせずに断念しました。
ただ全てのスピーカーをラージ設定にするなど、固定概念にとらわれない考え方にはいくつかのヒントや気づきがあります。
興味のある方は試してみてください。
こちらはKEFのR400bです。XQ60bの後継ですが、コンパクトになってます。ですがお値段もイイです。

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