2011年04月03日

AVR-4311レビュー セットアップ編2

「1」があるって事は「2」もあるんだろうと思っていた方へ。お待たせしてすみませんでした。

近年のAVアンプではオートセットアップ機能が欠かせない装備となりました。

この機能を搭載した「はしり」の機種では2004年のデノンAVC-3890がそうでした。
僕もこれか、ヤマハのDSP-AX2500かで悩んで、AX2500を選択したのが最初のオートセットアップ機でした。
それから、デノンのAVC-3808、AVR-4311と移って3台めのオートセットアップ機になります。

初期のころからは5年程度経過したわけで、オートセットアップ機能にもそれなりの進化を感じます。

では、AVR-4311のオートセットアップを紹介しておきます。

110403-1.jpg専用マイクのプラグを差し込むと、セットアップ画面が出ます。

「アンプの割り当て」は例えば、別なフロントスピーカーを用意して「Bスピーカー」として使いたい時、フロントワイドのスピーカー端子をそれ用に割り当てるといったような設定が出来ます。


110403-2.jpg「チャンネルセレクト」は、使用しないスピーカーの測定をスキップするための設定です。
これで測定時間の短縮ができるわけです。


これ以外の使用しないスピーカーについては自動でスキップされます。

が、しかーし!!

ありがちなケースとして、センタースピーカーを使用せずに、いわゆるセンターをファントムで再生するという選択があります。
これを選ぶと測定時は問題ありませんが、後で問題が起きます。

何かと言いますと・・・なんと、オーディシーDSXのサラウンドフォーマットが使えなくなるのです。

どうも5chの下地が無いとオーディシーDSXは成立しないようです。
一方のドルビープロロジックIIzは使えるのに、ちょっと残念です。
これは承知されておいた方がいいと思います。

オートセットアップに戻ります。
AVC-4310から追加されていましたが、サブウーファー側のボリューム設定が大きすぎる、あるいは小さすぎる時には、設定画面が出て来るので、サブウーファー側のボリュームを適正値内に収めてから測定に入る仕組みが備わっています。

110403-3.jpg後は画面に従って、最大8箇所を測定します。
(測定位置が不明確?僕もそう思いました。取説に詳細無いですから。これについては後日また記事にします。)

110403-4.jpg次のスピーカーへの測定画面の切り替わり時間は大幅に縮小されました。
これが結構歯がゆかったので改善を実感できるところであり、新製品を求める楽しみです。

110403-5.jpg測定が終わったら解析を選択します。

110403-6.jpgここで各項目の確認が出来ます。良ければ保存へ。

110403-7.jpg保存中。
解析、保存共に所要時間が短縮されています。

110403-8.jpg終了画面です。

全体の所要時間は11.1ch時でも30分以内で終了するはずです。
これでもAVC-3808の7.1ch測定時から比べて半分以上短縮された勘定です。


さて従来の32倍の測定精度を持つという、MulthEQ XT32の効果なのですが、同時期にサブウーファーをヤマハのSW800からKEFのXQ60bに入れ替えており、実はこんな事がありました。

AVC-3808のオートセットアップでは、XQ60bの距離が1.97mなどと測定され、どうにも不可解でありました。
サブウーファーの位置は実測では2.3mです。対して測定値はサブウーファーの場合、実際より遠くなるのが普通だからです。
ちなみにSW800ではちょうど3m程度でしたから、解せませんでした。

音量設定についてもオーバー気味で、出過ぎるくらいに設定されました。
どうも音量を実際より「低い」と判定したようです。

これがAVR-4311では距離は2.97mと測定され、音量もSW800の時と同等程度に設定されました。

これをどう見るか?
SW800からXQ60bはグレードアップと見ていいと思いますが経験上、機器がグレードアップするとセッティングもシビアにな事がままあると感じています。
と言う事は、AVC-3808のオートセットアップの精度が低かったと解釈するのが自然なのかなと思うのです。

実際のサブウーファーの設定はおとなしいものです。低音量では物足りなさが出るくらいな感じです。
こういう場合にはサブウーファー側のイコライザーSWをノーマルからプラス側、たとえばシネマに切替えるとかは各自の好みと言う事です。

オートセットアップ終了後に最初に聴いた感想ですが、MulthEQ XT32の効果としてはより存在を感じさせないサラウンドスピーカーの鳴り方から、よりシームレスな音場感を感じ取れます。
また、従来異論の多かったルームイコライザーのAudysseyポジションについても従来の低音強調型からは脱却した音質になって、癖が無くなった印象を受けました。

もっとも、この手の補正が嫌いな人はおられるわけですが、僕は元々容認派なのです。

今度の記事でまとめをします。

こっちは在庫切れなほどの大人気なんだけどなあ。安いからですかね。
【日本まるごとシアター特価!】AVR-3311 DENON(デノン) AVアンプ
タグ:AVR-4311

 

posted by shu at 15:55 | Comment(4) | TrackBack(0) | AVR-4311 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
なるほど、ウーハーの距離ってそういうことだったんですね。
こういうの、いまいち、分からないのもので(汗)

今のアンプは、イラストになっていて分かりやすそうですね。
ソニーの3200ES使っているのですが、英語ばかりで、何が何やらで、こんなのマニアじゃない人、ほんとに使えるのでしょうか?

shuさんの記事で、4311&3311にも興味が出てきました。
3311は、お手ごろ価格ですもんね。
3311は、最初の頃、結構不具合があったとかで(一部の人のお話かとは思うのですが。。。。)
Posted by ajisai at 2011年04月04日 15:38
ajisaiさん、こんばんは。

サブウーファーの低音は届くのが遅いんですね。だから遠くにあることにして、早く音を出させるんです。たぶんこれで合ってると思いますが・・。

>英語ばかりで、何が何やらで、こんなのマニアじゃない人、ほんとに使えるのでしょうか?

確かに少し前のAVアンプは英語の文字列オンリーでしたね。今思うとよく使っていたものだと思います(笑。あ、失礼しました)

AVR-3311もメニュー画面は英語ですが、グラフィックですよ〜。

最初の不具合ってなんだったでしょうか?

だいたいはオンラインアップデートで直ったりしてると思います。
最近のAVアンプはほんと便利ですよ。
Posted by shu at 2011年04月04日 21:06
お金も無いのに、BW730以外に、レコーダー欲しいし、ロスレス対応のAVアンプが欲しいという飢餓状態に(笑)

で、勝手ながら、自分のブログにリンクを貼らせて頂きました。
何か不都合なことがあれば言ってください!!(ペコリ)
Posted by ajisai at 2011年04月04日 22:10
リンクありがとうございます。

不都合などあるはずもありません。
ただ、社交性に乏しい人間でして・・・。

こちらもリンクを貼らせていただきます。
実はお願いしようかと考えていたところでした。
よろしくお願いいたします。
Posted by shu at 2011年04月04日 23:37
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