2019年03月31日

リアはトップか?ハイトか?。 その1

 先日、リアのトップスピーカーの位置を再考してテストした結果、取付け位置とその方法も変更しました。

結果的には、約141°(後方からの仰角で39°)の位置で「ハイト」設置に変更しました。

190331-2.jpg

理由としては、図中の緑色の円で示した音場イメージが得られたからです。つまり、高さは若干低くなったものの、後方に奥行きのある音場感が得られたためです。

 リアのトップスピーカーについては「天井4本」の構成とした際に、視聴位置前後に45°ずつ振り分けるとした、それに近い位置の133°、後方からの仰角47°のまま、トップリアスピーカーの位置としては動かしようが無いだろうとして、手を付けていませんでした。

しかし、最近気になっていたのがDolby Atmos再生時のトップリアスピーカーの聴こえ方による、頭上から後方の音場感についてです。

どういうことかと言いますと、その音はほぼ後頭部の真上から肩口、そして視聴位置横にもやや回り込む感じで、後方音場の広さはほとんど感じられませんでした。それが図中の赤い縦の楕円のイメージでした。

一方、トップミドルスピーカーの追加によって、前方へと移動させ、バッフル面を視聴位置に向けたトップフロントスピーカーは、ほぼフロント「ハイト」スピーカーと呼べる位置と形態にあります。そのフロント側に広くなった音場に対してリア側のそれは視聴位置のすぐ後ろで、どんつき。ほとんど後ろが無いという印象だったのです。

それで考えたのが、リアのトップスピーカーをフロントのトップ(ハイト)スピーカーと同じ仰角にしてみようということです。
つまりフロントハイトスピーカーとの「段差」を無視してスピーカーを下げ、仰角34°にしてみることです。

190317-1.jpgテスト用のスピーカーを既設のアングルに吊るします。この機能性。アングルに優るもの無し。

最初にアングルの見た目、意匠を気にしていたなら、こういう工夫の芽の発露、改良への発展性は無かったのです。

190318-2.jpg仰角34°だとこれだけ下がります。天井から600mm位。

これで例の「ヘリコプター・デモ」※の音源を聴いてみますと・・これは予想通り。

やはりヘリの軌跡はリア側で明らかに下がってしまいました。

しかし、しかしです。音像が遠ざかって音場が後方に広がっています。以前、後頭部真上だったヘリの軌跡、これは後方に下がり、旋回がより自然にトップミドル、前方へとつながって行くようになりました。

190331-3.jpgこれは好ましい傾向だと判断して、スピーカーの位置を少し上げてみました。約39°です。

ヘリの高さについてはまだ若干下がりますが、後方音場の生成というメリットを採用するに十分な位置です。

190331-4.jpgこの角度での取付け。これは当然「リアハイト」です。この方向でスピーカーの取付けを変更することに決めましたが、その方法をどうするか?

天吊りプラス延長で下げる。いや壁掛けが妥当でしょう。
しかし下地は、はたして都合良くその位置に入っているのか?


190331-5.jpgスピーカーの壁掛けの最も合理的な方法として、2×4材を利用する「ディアウォール」でも良いのですが、今回「ラブリコ 2×4アジャスター」の方を選択することにしました。




完成形です。
190331-9.jpg

詳細は次回につづきます。



※ヘリコプター・デモとはドルビーのデモディスクに入っている音源です。
未だに、Dolby Atmosのチェックディスクというモノの存在が見当たらない中では貴重なチェック音源です。



LABRICO 2*4 アジャスター ブロンズ DXB-1(1コ入)

 

2019年03月03日

サラウンドスピーカー配置更新2019.01 まとめ。

 トップミドルスピーカーの更新とAuro-3Dの13.1ch対応のまとめです。

190303-3.jpg

時期を同じくして、視聴位置を2.8mから2.7mに変えていました。
理由としては、サラウンドスピーカーを含めた後方のスピーカーからの距離を幾らかでも取って、スピーカーサークルの真ん中に近づくことです。
プロジェクターを変えて、以前よりスクリーンに近くても画素構造が見えなくなったので実行出来ました。慣れればもう少し(もう10cmほどは)前に行けるかも知れません。

これに伴って、フロントハイトスピーカーの位置も前に移動させ、仰角は34°となっています。
つまり、リアハイトスピーカーとの距離は、これまでで一番開いた開いた格好となります。
いずれのスピーカーもDolby AtmosとAuro-3Dの推奨範囲に入れてあります。

190210-2.jpg

現状で聴くサラウンドはどんな感じになっているのか?
以下、個々に書き出します。
(サブウーファーは2台使っていますが、仕様上の表記に合わせて0.1とします)


・Dolby Atmos Dolby Surround 

スピーカー構成は7.1.6chです。
仮設置だった軽量薄型のT101(ウーファー口径115)から、天井埋め込みのProfile AIM5 Three(ウーファー口径127)に入れ替えたわけですが、正直成功だったのか失敗なのか・・他のハイトスピーカーに比べると、音色の違いと量感不足。若干これは感じます。

これはAudyssey MultEQ Editorというアプリのキャプチャで、フロントハイトのHTS3001 SEとの違いはこんな感じです。
190303-1.jpg 190303-2.jpg

ところで天井6本というのはAVC-X8500Hの特権で、僕のような実践者に限るともっと少数派。通常は前後にハイトスピーカーで7.1.4あるいは5.1.4というのが現実的でしょう。

このトップ配置ではない、前後ハイト配置の場合だと頭上の音が薄くならないか?こういう疑念は以前から有るかと思います。
そこでトップミドルを「無し」に設定して確かめてみました。

結果は意外と大丈夫でした。頭上の音は不自然に薄くなったりしません。トップミドルスピーカーの有り無しは、聴き比べると違いが判りますが、前後のハイト設置でも不満のないレベルだ思いました。
これは、僕の今の環境ではということで、トップミドルスピーカーを格上げする余地を残しているから?とも言えます。

しかし天井4本配置はトップかハイトか?という問題・・ハイトを選択してネガティブに思わなくて良いと思います。設置は断然やりやすい訳ですから。

アップミックス、Dolby Surroundの印象
・全体にふわっとして音場は広め。
・上には高い。
・天井6本の恩恵か、視聴位置横の斜め上付近も拡張される感じがある。
・SEのシャープさが薄れる。
・水平に定位するはずのSEが、上に引っ張られる傾向がある。
・しかし汎用性は高い。


・DTS:X Neural:X  

スピーカー構成は7.1.4chです。
DTS系は11.1chまでしかサポートしないので、トップミドルスピーカーは鳴りません。

DTS:Xについては、言及するほどソフトを見ていないのでスルーします。UHD BDが普及したなら出会う機会もあるでしょうけど。

アップミックス、Neural:Xの印象
・音は視聴位置により近くで鳴る印象で密度が高い。
・2chの拡張としても違和感の無いダイレクトな音場感。
・頭上は高くはないが、雨音などの表現はリアル。

評論家、山本浩司さんの言葉だけお借りしますと、個人的にDolby Surroundが拡散型。Neural:Xは凝縮型だと思います。

「IMAX Enhanced」も基本配置はDTS:Xのものですから、新たなスピーカー配置の展開はありません。
以前、DTS 5.1音源で試した「IMAX DTS」の感想で書いたように、やはりその中身は低域の増量といったテイストの付加のようです。


・Auro-3D

スピーカー構成は13.1chです。
190303-4.jpgアップミックス機能も(Auro Matic Upmixer)持ち合わせますが、サラウンドモードの選択画面の表示はAuro-3Dのままです。

AVC-X8500HではDolby Atmos再生中でも他のサラウンドモードが直接選択出来ます。

190303-5.jpgAuro-3Dも、ほとんどソフトが無く、アップミックスを常用とするわけですが、2chよりも5.1chとのマッチングが好ましく感じます。

パラメーターにはムービー、標準、大、小、スピーチの選択肢があって、例えばセリフに響きが乗る感じが違うわけですが、これはヤマハのシネマDSPに似ています。

映画ソフトではストレートな5.1chまた7.1chの定位感、ソリッドなサラウンドに、高さ成分を加えるので、Dolby Surroundで感じたSEの定位感の曖昧さやキレが損なわれない。作品にもよりますが、そういう好印象があります。

当初はフロアの7.1chプラス、ハイト4本で十分でした。デノンさんも試聴会ではトップを追加してもほとんど変わらなかったような話をされていました。
しかし色気が出まして、まずトップサラウンドを(頭上の1本。T101)追加しました。

ところが、これがなぜかハイト4本の時のようには聴けず、頭上への広がりが物足りない・・。
それならばと、ハイトセンタースピーカーを追加して13.1chとしたところ、グッとらしさが出ました。(・・これは僕の環境での話と受け取ってください。)

・・と言うことは、

Auro-3Dはハイト4本のみで良くないか?
トップスピーカーを付けるならハイトセンターもセットでないとだめか?

という疑念も出ますね。

前者については、X6500HやX6400Hのユーザーさんは安心されて良いと思います。
後者については、他のハイトスピーカーと同等のスピーカーを使うならば、また結果が違うかも知れません。


・・そもそも、こんなにスピーカーが必要なのか?ですね。

サラウンドのスピーカーは、実音源が在るほど効果が出るのは間違いありません。
しかし、部屋の大きさ、レイアウト等、消去法で考えるのが妥当だと思います。

Auro-3Dなどまで含めると、そのスピーカー配置は非現実的だと揶揄されますが、僕自身は物理的、経済的に出来ないこと以外、これは実践あるのみです。


 参考に以前の配置図を貼っておきます。
181228-2.jpg

180811-1.jpg


 これで今年のシーズン1は終わりといったところです。
次は、何かトピックがあった時か、何か思いついた時に投稿します。



こういうソフトを大音量で視聴する時には確かに「Audyssey MultEQ」をOFFにしても良いのかも知れません。鮮度が違うようです。
※注 ただし、EQがOFFになることで各スピーカーの音量が違ってしまいます。あらためての音量合わせは必要です。



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