2018年08月19日

天井スピーカー6本の配置について。 2018-8

 ドルビーアトモスとAuro-3Dを共存させるための、天井スピーカーの配置はどうするべきか?

そもそもAuro-3Dでは、天井スピーカーは頭上の1本だけで、その他はハイトスピーカーという位置付けになっています。
そしてその角度も30°という、浅い角度がベストということです。

このAuro-3Dの基本配置を 現実の部屋に落とし込むと、こんな感じになります。
180811-4.jpg

前後に天吊りでハイトスピーカーを設置した場合、赤線で示した「トップスピーカーとの段差」がAuro-3Dの特徴と思います。
設置角度が30°という浅い角度の意味は、この段差を得るためと考えます。

フロントハイトの仰角は26°、リアハイトの方は44°。Auro-3Dの推奨値は25°から40°の範囲です。
仮にリアハイトの仰角を30°に近づけるには、天吊りを止めて壁掛けにすると可能ですが、赤線の段差が前後で歪みます。
ここは実際に聴いてどうか?というのは分かりません。しかしATMOSとの共用で不自然になりそうな予想ができなくもないです。

Auro-3Dでトップスピーカーを使用しない場合、ファントム再生となり、むしろ、その場合の前後ハイトスピーカーの仰角は30°でなくても40°に近くても良くないか?というのが現時点での個人的な考えです。

実はスクリーン周りの暗幕化工事の際、良い機会だったのでトップフロントスピーカーの位置を動かして単純にトップミドルからトップリアスピーカーの距離と同じにしてみました。

180813-1.jpg

これだとトップフロントスピーカー仰角は34°・・ATMOSの推奨は30°からなので範囲内であり、Auro-3Dの推奨角度とも重なる位置です。
トップリアスピーカーの方の位置はそのままですが、ドルビーアトモス用の天井6本配置の考え方について、こちらの記事「7.2.6配置、初動レポート。まとめ」でも書いています。


 ドルビーアトモスとAuro-3Dを共存させるためのスピーカー配置をざっくり言いますと、前後にハイトスピーカーを設置する。
その方法は、天井に高い位置の天吊りか壁掛けでOKということになるでしょう。

180818-1.jpgしかし、どうしてもアトモスの頭上定位が弱くなることに妥協せず、トップミドルスピーカーを追加出来るのが、AVC-X8500Hならではのアドバンテージであり、買い替え理由もこの一点にありました。



 余談ですが、これまでにサラウンド再生におけるスピーカーの本数、その配置形態のほとんどを経験してきました。

・ヤマハのシネマDSPの7.1ch(5.1プラス、フロントエフェクト)
・ドルビープロロジックIIzの9.1ch(7.1chプラス、フロントハイト)
・オーディシーDSXの11.1ch(7.1chプラス、フロントハイト、フロントワイド)
・DOLBY ATMOSの7.2.2、5.2.4、7.2.4、7.2.6。

そしてAuro-3Dは、センターハイトとトップサラウンドは未設置の11.2ch仕様となっています。
その未設置2本、これは現状では考えていません。Auro-3D自体の展開次第で考えも変わるのかも知れません。

現時点のソフトの球数、球種に慌てて対応する必要性はまだ低いですから。


本文は以上です。




・・ここからは業務連絡です。

ハイエンドAVアンプ、プロジェクター、スクリーン周りの改装・・ここ最近、少々やり過ぎてしまいました。
もう必要なものは無く、これでもう出来上がってしまった・・「上がりボタン」を押してしまったという感があります。

これでこの趣味を終わりにするわけではありませんが、このブログをこれで終了とするか、決めかねています。

ここは一旦、「更新を休止」しようと思います。

少なくとも、年内の更新を予定しませんが、再開時期も未定です。


これまで応援していただいた皆さん、ありがとうございます。



ゆるい更新ながら、バックヤードブログの方はそのままにします。





 

posted by shu at 00:02 | Comment(17) | スピーカー配置図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月13日

スピーカー配置図更新。 2018-8

 右コラムのスピーカー配置図の更新が滞っていましたので、最新の7.2.6chのものに差し替えました。

7.2.6chとはつまり、7chチャンネルのフロアスピーカーに、サブウーファーが2個。それと天井のスピーカーが6本という構成になります。
現在、市販のサラウンドフォーマットには5.2や7.2chというのはありませんから、0.2という表記はAVアンプ側で2本のサブウーファー使えるという意味です。

ホームシアターにおける最新のスピーカーの配置は、床置のフロアスピーカーに加えて、天井(トップ)またはハイトスピーカーの組み合わせという形となっています。

DOLBY ATMOSの登場以前のAVアンプの取説では、5.1chや7.1chのサラウンドスピーカーの扱いは今と違って、耳よりもやや高い位置への設置が指示されていました。それはサラウンド空間の広がりを表現するためと、比較的近い位置にあるサラウンドスピーカーまでの距離をいくらかでも稼ぐためという意味もありました。

しかし、高さ情報を生成する天井スピーカーを有した最新の3Dサラウンドでは、全てのフロアスピーカーの高さを揃えることがセオリーとなりました。
それに加え、出来ることなら5.1chや7.1chの基本配置、その推奨位置を守る事がこれまで以上に肝心になったと思います。

そうしないと天井(ハイト)スピーカーとの連携が合わず、SEの上下位置の定位のみならず、前後方向の定位もずれて、DOLBY ATMOSなどのイマーシブサウンドを正しく聴く事が出来ないと考えています。

拙宅のフロアスピーカー(7.2ch)の具体的な配置は次の通りです。

180813.jpg


・フロントスピーカー 
開き角度は60°で、交点は視聴位置のやや後ろを狙ってやや内振りにしてあります。
この60°が意外とDOLBY ATMOSなどの再現性を左右します。

・センタースピーカー
自作のスタンドに載せてスクリーンの下端ぎりぎりの高さです。やや上向きに角度を付けています。

・サラウンドスピーカー
7.1ch配置での推奨位置は真横の90°から110°までですが、拙宅の場合、真横では耳に近くなり過ぎて直接音が強く気になります。
そのため、やや後方の98°の位置に置いて、向きは視聴位置のやや前を狙って振ってあります。

ありがちな間違いが、これをリアスピーカーと呼ぶことです。それは5.1ch時代の名残です。
しかし7.1chの場合は、サラウンドバックスピーカーがありますから、紛らわしくなります。

・サラウンドバックスピーカー
推奨位置は135°から150°までですが、動線やラックの位置等の都合で149°の位置としています。
スピーカー自体はブックシェルフなので、自作のスタンドに載せて高さを稼いであります。

諸々の条件さえ合えば、これも他のフロアスピーカーと同じ口径のスピーカーを使ってみたいところです。設置性も含めて、トールタイプが合理的な選択となるでしょう。

・サブウーファー
近年のAVアンプは、単にサブウーファーが2個つなげるというだけでは無く、積極的に制御、最適化して1個の様に鳴らせる仕組みが備わっています。これを使わない手はありません。

うちでは前後に配置してありますが、包囲感の面で前方2個置きとは違うメリットを感じます。


天井スピーカーについては、次回で詳しく・・。



仮にサラウンドバックスピーカーを入れ替える場合、サラウンドスピーカーのiQ7をこちら↓に入れ替え、iQ7をサラウンドバックに廻すという方法を考えます。

Q750 [B:サテンブラック] KEF [ケーイーエフ] ペアスピーカー

 

posted by shu at 18:27 | Comment(0) | スピーカー配置図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月09日

シアタールームの改装の件、カーテンの施工について。

 スクリーン周りのブラックアウト工事に関する、この前の記事の続きです。
横壁に貼ったハイミロンは前から125cmまででした。

180712-3.jpg 180712-4.jpg

スクリーンからの反射が最も強い部分はこれでカバー出来るはずですが、もうちょっと視聴位置サイドまで反射対策が欲しかったので、この露出した壁の部分にはカーテンを吊るすことにしました。

180807-13.jpgカーテンはニトリの、ジャズ2という銘柄のブラックです。

左上がハイミロン、右がジャズ2カーテン、左下がダイソーのフェルトです。(フラッシュ焚いてます)

店頭で一番黒く沈んで見えるタイプを選んだつもりが、表面に光沢があるので、やや光ってますね。


さて、ここからが非常にマニアックと言うか、細かいです。判る人にしか、解らないと思います。

カーテンレールにはこちらを使用しました。

180807-12.jpg曲げるとコーナーにも取付けが出来て、自由に長さをカット出来るタイプなのですが、こちら「石膏ボードには取付け出来ません」との注意書きが・・基本、木部直付け用だとの事。

それと実は、説明書通りの取付けをしていません。なので、商品名を活字にするのは止めておきます(笑)


赤線の間が、このカーテンレールです。3mに切って使いました。

180807-5.jpg 180807-6.jpg

左壁はエアコンがあるので2分割です。

エアコンの下は、455mm間隔で入っている下地(間柱)を探してスプーンネジで止めてあります。

下地探しの必需品はこちら。「下地センサー」と、針で刺して物理的に確認する道具の「下地どこ太」です。
180807-3.jpg 180807-4.jpg

・・エアコンの下、ここは良いのです。

問題は、ほぼ天井の高さから吊るす100×240のカーテンの方です。
できるだけ上の方にカーテンレールを付けないと、カーテンが床について、たわんでしまいます。
(隅に吊るしたカーテンは無くても良かったものですが、それについては以前の記事で触れてあります。)

使用したカーテンレールが、石膏ボード不可というもの気になります。
要は接触面積の問題でしょう。狭い方で使うと石膏ボードに食い込んでヨレる、緩む、そうしたことで不可だと言うのだと思われます。

下地との関係、取付け強度の事、レールの位置を天井ぎりぎりに取付けるには・・と考えた末に、こうしました。

180809-1.jpgこれは本品を知らないと解らないでしょう。部品(ブラケット)の上下関係が逆です・・良い子は真似しちゃダメ〜。

天井と壁の隅にある、廻り縁という部材の下に取付けてあります。

ネジを打つ下地は、例の間柱でイケるかと思いきや、上部は構造上わずかに間柱が逃してあるようで、ネジが空振りしてしまいました。(青矢印)

180807-1.jpg仕方がないので、この画像では隠れている本来の穴(ピンク色)の上に穴を新たに開けて、斜め上方向にネジを打ちました。(上の画像の赤矢印)

本来は青い矢印の様に水平にねじを打ちます。これが出来ないので、赤い矢印方向の構造体(桁?または梁)にネジを効かせたわけです。

これでブラケットは廻り縁と壁の2方向が接触していますから保持の強さは大丈夫でしょう。
ダメならカーテンが落ちるだけです(笑)

ちなみに、カーテンを引いて壁を覆うと、こんな感じ。

180809-2.jpgこうするとフロントスピーカーの反射音が無くなって、ちょっと音が寂しい感じがします。
反射のチラチラも、まあ、目に入ります。

ここまで、ハイミロン貼りとカーテン取付けの作業期間は、主に帰宅してからと休日の作業で、約1ヶ月くらい掛けて少しずつという感じでした。


 さて、一連のスクリーン周りのブラックアウトの件、効果の程はどうか?やはり効果絶大なのか?

それがですね・・DLA-X770Rの設置後すぐに工事を始めてしまいましたので、ビフォーアフターの明確な違いを認識出来たわけでも無いのです。(汗)

クルマ好きな人なら分かると思いますが、後付けのパーツのレビューというのがあります。
「納車時にディーラーで付けてもらいました。ノーマルとの違いは判りませんが、良くなってると思います」みたいな。

・・それ、レビューじゃなくて報告じゃん。っていう残念なパターンですね。(笑)

それではあんまりだという声も出るかと思いまして、こんな実験をしてみました。

180807-7.jpg白いのは発泡スチロールの板で、冬に窓の断熱に使っているものです。

これを立て掛けた場合と、無い場合で投射画質に違いが出るかどうか・・・?

180807-10.jpg 180807-11.jpg

・・どうでしょう?
180807-9.jpg 180807-8.jpg

これらの画像では、違いが判らないでしょうけど・・・


実は、目視でもその差が判りませんでした。(!!) 

・・この程度の反射面積では影響が出ない(見えない)のでしょうか。

ある意味、意外でしょう?
一目瞭然なはずだろうと思ったあなた。・・一部の局地的情報で、洗脳されているのかも知れませんよ。


 スクリーン周りの暗幕化はイコール迷光対策で、スクリーンのコントラスト低下を防ぐためというのが一般的な認識かも知れません。
僕の場合は、壁がぼやっと光る、チラチラとスクリーン以外の部分が視界に目に入る・・これらを抑える為の視点で施工をしたというのが本音です。

それでも、作業が進むにつれ画面の色が濃くなったという感じを受けたことは、付け加えておきます。



ところで、一案を思いついたのですが・・
ハイミロンを貼る貼らないは別として、

まず、カーテンレールをダブルにします。
それで、表側に明るいカーテンを、裏側に黒いカーテンを吊るすのです。
シアター使用時は表側のカーテンを閉じて、黒いカーテンを出します。

普段は明るいカーテンを引いておくと、重苦しさが減りますよね。





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タグ:迷光対策

 

posted by shu at 23:20 | Comment(2) | 迷光対策工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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