2018年01月27日

BenQ HT2550の設置シミュレーション。

 プロジェクターを使用するホームシアターの目下の悩みは・・
4Kの視聴環境を導入したくても、そのプロジェクターが高すぎて手が出せない
こういう人は少なくないはずです。

一応、安価な方から3機種挙げてみますと、

オプトマ UHD65(DLP)・・40万円
エプソン EH-TW8300(液晶)・・33万円
オプトマ UHD60(DLP UHD65のリビング仕様)・・30万円 

といったところでしょうか。

この他の機種は50万、70万以上の話になってしまいます。
ここは自身が出来る範囲で自己実現できればそれで良いと思うのです。

上の3機種でも最低が30万。しかし、これでもあと10万高いというのが庶民感情です。

そうした状況の中で昨年、BenQから「HT2550」という製品がリリースされるというニュースがありました。

この「HT2550」はDLP方式で、どうやら画素ずらしでは無い真の4K※注らしい?のです。

で、その価格が22万円とも20万円を切るという情報もあります。

これは一気に現実味を帯びた価格ではないですか。

しかし、その価格なりの画質性能、その突っ込みどころをスペックから読み取って、何をか言わんやという人もあるでしょう。しかしそういう話はそっちの人に任せます。

僕の着目点は、価格なりの影響・・それを受ける要素が設置性にあることは否めません。

気になる設置性でのポイントは次の通りです。

レンズシフト機能が無い
スクリーンの横幅センターに、レンズをぴったり合わせて置くことは必須条件です。
ただし、上下方向へは自動の台形補正が効くので対応可能ですが、台形補正は大きく掛けるほど画面の左右が欠けて画面がやや小さくなると認識しています。(製品HPに明記が見つかりませんから個人の推測です)

ズームがやや物足りない
これは、このクラスの製品への注文としては贅沢かも知れません。
自室ではちょっと足りないという話です。

やや動作音(冷却ファンの音)が大きい
29dBだと、ちょっと耳につくかも知れません。

ではこの辺りについて、自室の100インチスクリーンの環境での設置シミュレーションを見てみましょう。

100インチスクリーンの下端は床から545mm。
視聴位置は2800mm。これは100インチで推奨される位置としては近い方です。

HT2550の投射距離は、3254から3892mmの範囲です。
シミュレーションを最遠の3892mmの位置としたのは、物理的収まりと、動作音に考慮したためです。
180126.jpg
便宜上の標準位置(天井から515mm)としたのが、台形補正を使用しない水平設置にした時の高さになります。
打ち込み角は、レンズのセンターから投射画面の下端が125mm上がる仕様ですから、図面はHT2550を上下反転した状態の設置例です。

 設置方法について。
実質、赤い点線の範囲が設置可能な空間となります。

Aの位置は、汎用の金具「スパイダー2」にての天吊りを想定。
Bの位置は、ラックなどの上に載せるとか。

標準位置に近い高さなら、スパイダー2のオプションシャフト使用で(長さ400mmくらい)対応が可能ですが、下げ過ぎると圧迫感、物理的に変な存在感が出るかも知れません。

A、Bいずれの高さでも、自動で効く台形補正は有効です。


 さて、実際自室に設置するとなれば・・

180127-1.jpg Aの位置
ズームがこれ以上効かないので、既存のラック(クローゼット内)が使えず、新たに天吊り金具の補強を含めた工事の必要があります。電源ケーブルの長いのも必要です。

しかしこの際、あるいは新築ではもちろん、天吊り金具の工事をしてしまっても、スパイダー2なら汎用性がありますから、将来プロジェクターを替えてもそのまま使えるというわけです。

 Bの位置
この位置でラック載せの方がやや現実的ですが、邪魔になることと、視聴位置に近いので、動作音を覚悟しないといけません。


 まとめ。

HT2550の発売は2月中旬。画質レビューがそこそこ良ければ、多くの人に朗報となり得ます。
設置条件を満たせる人、初プロジェクター、4Kの敷居を低く跨ぎたい人など・・
本体もコンパクトかつ軽量で3D対応と、良い部分もあります。悪くなさそうな気はします。

何より現時点で最安の4Kプロジェクター。
結局、買えるものしか買えませんからね。


※1.30注記 
オプトマのUHD65もリアル4Kだとの記述があります。 
参考記事はこちら




追記
さて、この件にも触れましょう。
デノンが真のフラッグシップと呼ぶ新型AVアンプ「AVC-X8500H」についてですね。
価格は48万円・・とにかく一度音を聴いてみたいと思っています。
某ショップからDMが来ています。その機会は来月にでも。
また、あらためて記事にするとは思います。




 

posted by shu at 23:57 | Comment(15) | 新製品ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月08日

バーニング・オーシャンのドルビーアトモスは最高なのか?

 家庭用ドルビーアトモスも登場から3年経過したところですが、先日のアンケートの結果から、ハードルが高いはずのトップスピーカーを設置して再生環境を構築している人の割合は着実に増えていました。

そもそも家庭用のドルビーアトモスの仕組みと、オブジェクトとは何か・・
最近これらに触れた記事をどこかで見ましたか?

前に書いた記事を参考に見てください。
アトモス再生のキモ。その2
イマーシブ・オーディオ? その3」 

上の記事を踏まえて、僕が感じるところのドルビーアトモスソフトには2種類あります。

1つ目は、トップ(ハイト)スピーカーに、単に高さ表現のための音を振っただけの様なもの。
これなら単なるチャンネルベースの11.1chと同じ様で、その音をオブジェクトと言えるのかは疑問。

2つ目、Z軸方向の任意な空間にも音(オブジェクト)を定位させるという本来の形。
空間表現の密度が違って来るはず。

前置きが長くなりましたけれども、ドルビーアトモスの評判が良さそうな「バーニング・オーシャン」を視聴した感想です。

180108-5.jpg結論から書きますと、「2つ目」の方でした。
評判通りで、ドルビーアトモスの代表的作品に挙げても良いと思います。

こういう映画こそ、アトモスの表現力を使わずしてどうすると。

油田掘削施設の爆発事故の大火災と、崩壊する構造物の圧力。それらが空間の密度と高さ表現により、見事にはまっています。

180108-4.jpg・・7.1chとの違いはどうか。
所有のAVアンプAVR-X7200WAで、ドルビーアトモスを再生しながらTrueHDの7.1chに切り替えてみますと7.1chでも十分不足が無いように感じます。

しかし、アトモスに戻しますと、空気感はさらに上に広がり、よりシーンの緊迫感を増すのです。

実は今回、久しぶりにアトモスと向き合う中で、前からの方、前の上からの音が来ない、物足りないと感じまして、スピーカーレベルを見直しました。

180108-2.jpg方法は、ドルビーのデモディスクに入っているテストトーンを使いました。

しかし持っていない人が多いと思いますので、以下の方法で入手してみてください。

まず、ドルビーの米国HPのこちらのページを開きます。

180108-1.jpgこれはページをGoogle Chromeで和訳してあります。

ステップ1で該当するスピーカー配置のテストトーンをダウンロードし、USBメモリに移してAVアンプで再生して、スピーカーレベルを調整します。

ちなみに、デモの「リーフトレーラー」と「アミューズトレーラー」もあります。

180108-3.jpgデノンのAVアンプで「Dynamic EQ」(参考記事)を使用しますとなぜか、前方3チャンネルの音量レベルが低く設定されていました。

これをスマホの騒音計を使って補正し、トップフロントスピーカーについては、やや上げ気味にしてみました。

これがアトモスの再生には、前述した通りの物足りなさを感じる要因※のようでした。
デノン以外のAVアンプでも、チャンネルレベルに何らかの脚色が加えられているかも知れません。
アトモス用のテストトーンでのチェックは一度試してみて良いかと思います。

それにしても、家庭用のドルビーアトモスは3年を経過したにも関わらず、チェック用のソフトが出てこないのは(出ていませんよね?)どうしてなのか。首をかしげてしまいます。



※ スピーカー配置の問題もあります。フロント3本に対して、サラウンドやサラウンドバックが視聴位置に近い傾向があまり良くないと思っています。


長らく右コラムのスピーカー配置図を更新していませんでした。
更新すると共に、「トップスピーカーの配置について」から、過去の関連記事にリンクしました。


バーニング・オーシャン [Blu-ray]

 

posted by shu at 13:02 | Comment(4) | ドルビーアトモス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

2018年頭のご挨拶。

 あけましておめでとうございます。 
年頭につき、いくつか初夢的な抱負など書きたいところなのです。
しかし、今年はいつに無く現実感に乏しいということがあります。

仕方が無いので、今後の記事の予定でも書いておくことにします。
アンケートの結果も踏まえつつ、どこに視点を置いて取り上げたら良いか考えてみました。

 まずUHD BD問題ですよ。
これは高価なソフトを買ってでも、どうしても観たいのなら廉価版プレーヤーDMP-UB90辺りで、当面のつなぎとする手があるわけです。
HDMI接続なら絶望的に音が劣ることも無いと思うのです。

価格なりを反映する見た目のリモコンと、その操作性は、そのリモコン自体を上位機のものに変えれば問題なさそうです。
参考記事はこちら

それともレコーダーを買い替えてプレーヤーの代わりとするか。
参考記事はこちら 

しかし、問題は画面の方。特にプロジェクターが高価過ぎ。
そんな矢先、BenQから22万円の4KのDLPプロジェクターリリースのニュースが。
参考記事はこちら 

この価格、現実感のある価格ではないですか。

180103-2.jpgしかし、価格なりの部分を反映するのが設置性の問題です。

これをうちの100インチ環境で設置シミュレーションしてみます。

 そう言うわけで、
記事予定1は、「BenQ HT2550の設置シミュレーション」

 次はアンケートでも思いの他多かった、プロジェクターの所有率。
「遮光」っていうのは何らかの方法で普通に考慮すると思いますが、「迷光」の方はどうでしょうか?

180103-01.jpgやって効果の無いものとは思えませんが、なかなか簡単に踏み切れるかどうか・・。

まずは見た目のシミュレーショから。
これは画像加工ですが、何かがちゃがちゃな感じです・・

記事予定2 「迷光対策を考えてみる」


 もう1つ。
ドルビーアトモスの実践者も意外に多かったです。

最近の映画ソフトの中から、ドルビーアトモス効果がベストだという呼び声の高い作品を
レビューしてみようと思います。


こちらですね。
バーニング・オーシャン [Blu-ray]

これが単に上からいろんな音がするだけだったなら・・僕に言わせると、アトモスという名の単なる11.1chということになるのですが、はたしてどうか。

記事予定3 「バーニング・オーシャンのドルビーアトモスは最高なのか?」


以上の3つの記事、順不同、気分次第での投稿となりますが、
本年もよろしくお願いいたします。


 ちなみに、

一番下にある「拍手」ボタンを押されようが、押されまいが、やる気、モチベーションにまーったく問題ありません。
アンケート回答が170人ある中の4人だけでも、ぜーんぜん構わないです。
今年もこの身を粉にして記事を書き上げる所存であります。



↑新年早々何ですが、大ウソです。お年玉だと思って、オネガイいしますよぉ。(汗)



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posted by shu at 13:10 | Comment(0) | ホームシアター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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