2016年11月30日

これまでと、この先。

今月までで、旧モデルのAVアンプユーザーに対しても、ようやくDTS:Xのファームウエアが行き渡った事と思います。

それと、最近になってデノンとマランツ製品に追加されたアップデートの内容がこちら。

161024-1.jpg待っていた、ドルビーのアップミックス「Dolby Surround」と、DTSの同じく「Neural:X」の相互乗り入れ再生が可能になったのです。

これは当該ユーザーしか知らないような話ですが、ヤマハで最初にDTS:Xのアップデートを受けたCX-A5100は、当初からこれが普通に可能だったのでした。

どうしてこういう不公平仕様となっていたのかは、ロズウェル事件並に謎です。

メーカーさんも僕らユーザー同様に振り回されたのでしょうから(と思いたいので)ここは説明が欲しかったのと言うのが本音でしたね。

個人的な細かい苦情はこの辺にして、その中身をAVR-X7200WAのサラウンドモード選択画面で説明します。

161024-2.jpg例えば、DTS-HD MA7.1収録だった「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のBDは、Dolby Surroundで再生出来るようになったわけですが、こちらの方がNeural:X再生の場合よりも、高さ表現と音場感が好ましく思いました。

雰囲気の微妙な違いがあるわけです。

161130-1.jpg一方、これはドルビーアトモス音声が入力された状態です。

これを見て、おっ!という気付きがありませんか?※
 
AVアンプ側のこの1画面で、ドルビーTrueHD、アトモス、TrueHD+Neural:Xの選択が出来るのです。

面白いとは思いませんか?

これを面白いと思う理由はもちろん、興味からの探求。聴き比べ。比較です。単純にどう聴こえるか。
チャンネルベース・サラウンドと、オブジェクトベース・サラウンドの違いのです。
むしろ大好物ですね。こういうのが。

しかし、『こんな比較いる?』っていう意見の人が居られたので、僕は一時、自分にシラケてしまいました。(でも、こういう興味と探求心が、このブログのこれまでの原動力なんですがね。)

具体的に書きます。
ドルビーアトモス収録のBDソフトでも、その作りがもう1つな作品が多いことは前から書いている通りです。
一方で、例えば映画「ピクセル」を非常に評価する人が居られます。しかし、僕の(再生環境での)印象はそこまで良くありません。

そこで、この画面の「TrueHD+Neural:X」を選択すると、その印象が好転する場面がありました。
インドのタージマハルが攻撃される場面、前後の音の移動感と上方の音の定位感が、むしろ明確になった印象を持ったのです。


161130-2.jpgちなみにこれは、DTS:X音声が入力された状態での、サラウンドモードの選択画面です。

こちらにはDTS-HD MA+Dolby Surroundの選択肢はなぜか無いのです。


これまでの、まとめ。
Dolby AtmosにしてもDTS:Xにしても、サラウンドはそれぞれの家庭で聴くものが全て。
それ以上のものは世間には無いと思っていた方が良いかも知れません。
ましてや人の感想など話半分。結局自分の好きにしたら良いのです。


さて、一段落・・個人的にはそう思います。

次は・・次、当分無いかも知れません。
少し休んで検索順位を下げたいかなとも思います。
あまり前に出たくありません。

プロジェクターはまだまだ。
UHD BDプレーヤー・・・ソフトが高いし時期尚早。
スクリーン周囲のブラックアウト?

天井スピーカー・・これの大型化?
その前に、設定等の見直しが目下の懸案。



・・あ、1つだけ提案です。

天井スピーカーの取付けにお悩みの方へ。

天井は無理でも、前後のハイトスピーカーならば楽勝の方法を見つけました。

「ディアウォール」というDIY用のアイテムを使うと、壁掛け可能なスピーカーならどうですか?
簡単、安価に出来ると思いますよ。(ディアウォールは今朝のNHKで紹介されていましたね)







※この気付き・・こういうのがわかる人、同意する人がいらっしゃるならば、今後も記事を書きましょう。



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posted by shu at 23:03 | Comment(12) | TrackBack(0) | ホームシアターコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月13日

DTS:X初期4タイトルのインプレ。

この秋、新型AVアンプの購入や、待ちに待ったというアップデートなどで晴れてDTS:Xの再生環境を手にした人も多いと思います。

ちなみにDolby Atmosはスピーカー配置を例えば、7.1.4で表しますが、DTS:Xではそのスピーカー配置を特定しないということで、7.1.4配置を11.1と表すようです。

161114-6.jpg 161020-4.jpg

Dolby Atmosに対抗してそのアナウンスだけを、どんだけ先行させたのかっていうDTS:X。
その肝心の対応ソフトが何本あるのか、意外にはっきり知らない人もまた多そうです。

なぜそうなったかと推測すると・・

・そもそも張本人のDTSが宣伝をしないこと。

・メディアが打つ、パッケージソフトのリリースニュースはUHDブルーレイだけを前面に出すかたちに移ってしまい、当該ユーザー以外はスルーまたは見落としている。

・ハードの普及自体にメーカー間の格差が付き過ぎて、その存在感が薄れた。(考えないことにした)

・一部のユーザーがその期待値をおとしめたこと。(僕自身か。笑)

・一番の問題はそもそもの弾数が少な過ぎること。

・・では、そのソフトの弾数は僕が知る限り5本。
そのうちの1本はUHDブルーレイの「インデペンデンス・デイ」
残りのブルーレイ4本を視聴しましたので、簡単な感想を書いておきます。

視聴はクリムゾン・ピークは2回。他は1回のみ、またはそれぞれシーンに限り2回といった程度。ほぼ初見の印象と思ってください。
オブジェクトの有り無しについては、後日観ると印象が変わる場合があるので、僕があてにならない、またはそれくらい微妙なのだと思ってください。

「クリムゾン・ピーク」
160602-1.jpg国内初のDTS:X作品の本作。
空間、空気感の表現には寄与している。
AVアンプの設定で7.2ch(天井スピーカー無しのDTS:X)を試したが、高さ表現は「天井スピーカー有り」には及ばなかった。

SEはスピーカーを離れることは無く、サラウンドサークルの外縁で鳴る。
よって空間定位するオブジェクトは無いという印象。

「ズーランダーNo.2」
161114-1.jpg冒頭から元気のいい低音を聴かせる。これでDTS:Xの低音もDolby Atmosに引けを取らないことが解った。

天井スピーカーは積極的に使うが、空間定位のオブジェクトは認められないか、印象に残るそれらしいシーンは無かった。(教会突入のシーンがそれらしかったが、違うと思う)

「マネーショート 華麗なる大逆転」
161114-2.jpgこの4作品の中では、イマーシブ云々で無さそうな作品だが、天井スピーカーの活用率は高い。

実は空間定位するオブジェクト、これが冒頭、クリスチャン・ベールが演じる人物の生い立ちのバックに流れている音で認識出来る。派手では無いけれども他の作品との違いは感じる。

「スノーホワイト-氷の王国-」
161114-3.jpgサウンド・デザインのイメージとしては好適な作品では?と期待したが、意外にも音の移動が少なかった。

高さ表現で天井スピーカーがたまに機能するが、「らしさ」の点では魔力で氷の壁を作るシーン以外、あまり感じられない。

ただ、フロントスピーカーからの直接音を感じないという、前からの音が面で鳴っているという印象を受けた。


以上4タイトルを観る限りでは、Dolby Atmosに対してどこがどう違うとかはありません。
天井スピーカー無しでも再生可能を謳うDTS:Xですが、4本を設置済みのうちの環境ではその天井スピーカーにもAtmos同様に音が振られています。
ただし、DTSは特定のスピーカー配置の規定が無いので、それぞれの配置ごと(家庭ごと)それなりの鳴り方になるということなのでしょうか。

この2年間通してオブジェクト・ベースサラウンドに触れて来ました。
Dolby AtmosにしてもDTS:Xにしても、多くのソフトは天井スピーカー仕様にリミックスしたチャンネルベースの11.1chの様ではないか。・・鳴り方を聴く分にはそう思います。


次回・・もう1記事書いて「シーズンHD」の括りで記事を終了、それで今年は最後になるかも知れません。


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posted by shu at 14:11 | Comment(5) | TrackBack(0) | DTS:X | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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