2016年07月24日

ホームシアターの音量について。 その2

ホームシアターにおける音量の話なのですが、評論家さんの試聴時の音量と一般家庭のそれが、かい離しているのではないか?そういう疑問がこの話の元になっています。

『じゃあ、あんたのところはどうなんだ?』・・ですよね。

160724-1.jpgまず、うちの住環境です。
1軒家の木造2階にあるシアタールームの防音工事はしてありません。

3方位は道路と用水路と駐車場で開放です。
しかし1方位のみ、アパートが(2階建て2世帯)隣接と言うか壁まで1.5mの近接という環境にあります。

主な視聴時間帯です。
休日の昼間の場合は、どうも暗室に篭もる気がしませんでして、視聴はもっぱら曜日を問わず、夕刻から夜間というのが多いです。
わざわざ騒音に気を使う時間帯になってしまっていますが・・。

夜間の視聴では、まず家人のクレームに気を使います。
そして近接したアパートへの音漏れも同様ですが、その前に自身のプライバシーの漏洩が気になります。
隣人に何を見ているか、聴いているのかが知られてしまいますから。


さて、そういう環境で最も視聴比率の高いのが、WOWOWの海外ドラマなどを中心にしたTVの2chコンテンツで、再生時はDolby SurroundかDTS:Xです。
・・これらのボリュウムは、-30から-28dBです。

160724-2.jpg次は、WOWOWOの5.1ch映画。・・こちらは頑張って-26dB。スマホの騒音計ではMAXで72dB。

画像は、ドルビーアトモスのチェックディスクにある「Audio sphere」で、同じ条件で騒音計もほぼ同様。

せっかくなので、例の「ボリュウム全開」レポートで取り上げられた「ガルパン劇場版」で、どこまで出せるのか試してみました。

・・これには時間を選びました。休日の昼の視聴で-15dBまで上げました。騒音計は、77dBから「カール自走臼砲」の砲撃シーンで80dBでした。

なお、以上のすべてのケースで、オーディシーの「Dynamic EQ」は常時ON。
「Dynamic Volume」の方も、後述するガルパンを除いて「Light」でON。

うちの常用としては、大きくても-26dBのボリュウム位置です。
だから夜遅くなると、さらに下がります。
そして、この音量まではAVアンプの聴感補正機能をOFFすることはほとんど無いです。

ただし音量を上げた場合の「ガルパン劇場版」の再生。これは-20dbに近づいた辺りから「Dynamic Volume」のみOFFにしました。(ここは次回で詳細を)

以上のような実情ですが、上に書いた視聴時間帯を見ると本末転倒であり、音量を出したければ昼にするべきでしょう。
しかし、音量も大きく出せば良いと言う訳ではないと思いました。

「ガルパン劇場版」の-15dB・・ここが個人的限度で、ここでやめました。必要と思いませんでした。

なぜかと言いますと・・
近くにあるサラウンドスピーカーの直接音と低音の音圧で耳が痛いこと。
大音量に対する、変な緊張感を強いること。
・・こういうことが理由で、-20dB以上の常用は無理です。

あるいは環境や個人の嗜好次第で、全開に近い大音量も「慣れ」で可能かも知れません。
確かに映画館やライブ会場では非日常の大音量ですし、例のレポートも、ああいう企画ゆえの全開なのでしょう。

しかし評論家さんが試聴時に用いる音量は、一般のユーザーにはあまり現実的でない音量だと思われます。
だから聴感補正機能を一律OFF前提とする、AVアンプのレビューは片手落ちだと思います。
大音量シアター向けの偏向です。


次回は、上で詳細に触れなかったオーディシーの「Dynamic EQ」と「Dynamic Volume」の仕組みと視聴音量の考察を書きます。



ヤマハの新型AVアンプ上位2機種は、スピーカーの位置測定で、高さに加えて水平方向の角度測定をも可能としています。
すなわち、スピーカーの正確な位置をAVアンプ側で認識出来るのです。
他社もこの方向に追従して行くべきでしょうね。

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posted by shu at 15:58 | Comment(4) | TrackBack(0) | AVアンプの機能、操作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月17日

ホームシアターの音量について。 その1

ホームシアターでは、その「音量」をどれだけ出すか、出せるのか?
一方で評論家諸氏が、評価記事を書くための試聴時「音量」は、はたしてどの位なのか?・・この辺りについての考察です。

その前に、以前からどうにも腑に落ちない事がありました。
これがホームシアターの音量と関わりが有ることなので、まずこれから先に触れます。

その事とは・・
AVアンプのオートセットアップで、全てのスピーカーの音量は同じに設定されるはずなのに、実際の再生では一部スピーカーの音量に差異があるのはなぜか?・・ということです。

具体的にはこちらの過去記事「AVR-X7200WAセットアップ。その2」に書いています。
その記事から以下を抜粋します。

・スピーカーの音量

実はこれが問題です。

オーディシーの場合はどうやら、後方のチャンネルの音量が高く設定される傾向があるようです。
つまり視聴位置を境に、フロント、センターの3本とトップフロントスピーカーの音が低く設定されるのです。

昨今ではスマホの騒音計アプリを使って、テストトーン(AVアンプ内蔵のものではなく、デモディスク等に収録されたもの)の音量を視聴位置で測ることが出来ます。
それによっても明らかな違いがありまして、設定値の差は最大で4db程度あるでしょうか。

AVアンプ自体のテストトーンを聴いても、そこまで差がない様に聴こえます。
しかし、実際のソフトを再生した時の音量が合致しないのです。

・・これはなぜなのか?

AVアンプの測定に誤差があるのか?・・いや、スマホアプリの騒音計がマニュアルの音量設定に使えるものを、AVアンプの性能が劣る訳がないのですが・・。

・・実は今更ながら、これの原因が判りました。(汗)

それにはAVアンプの、ある機能が関わっていました。
その機能とは、上に挙げた同記事に書いています。

「Dynamic EQ」は音量に応じたダイナミックレンジをコントロールします。
「Dynamic Volume」は音量の最大値と最小値の差を3段階で切り替えます。Lightが最小です。

160417-3.jpg似たような機能は他メーカーのAVアンプにもあると思います。

夜間試聴時の「小音量時」の音やせを補正したり、コマーシャルのボリュウムを抑えるような音の補正機能、云わば聴感補助機能とでも言いますか。それのことです。

これらを「ON」にすると、上に挙げたような特定のスピーカーの音量が上がるのです。

この結果は、単にイコライジングによる音量増加か、あるいは意図的アルゴリズムなのか?

ならば、この補正はボリュウムを上げるごとに減衰するのか・・?
これは実際に試してみることにするので、機能の仕組みと共に次回触れることにします。

しかし、これらの補正機能を評論家諸氏は、ほぼ使いませんね。
レビュー記事では、お約束のごとく「OFF」にしています。

これはなぜでしょう?

イコライジングの味付けが気に入らないとか、違和感があるとかの表現も目にして来ましたが、一番の理由は、試聴評価時の音量にあるようです。

そもそも、小音量ではないですね。補正そのものの必要が無い音量なのでしょう。

では、評論家さんが試聴で用いる音量とはどれほどか?
こちらの記事から、その実際を垣間見ることが出来ました。

AV機器を趣味とするいい大人の一部を巻き込む、話題の某アニメ再生に関するレポートです。

ここには、AVアンプのボリュウムは「ほぼ全開」とあります。

・・ぜ、全開!?

さあ、どうですか。お客さん。

皆さんの家庭ではどうでしょうか・・?


と言ったところで、続きは次回。




この時期、AVアンプの放熱が気になりませんか?
開放型ラックが良いです。



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posted by shu at 15:00 | Comment(15) | TrackBack(0) | AVアンプの機能、操作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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